エース大神が25得点!守備も際立ったJOMO

[ 2010年1月10日 19:14 ]

 【全日本総合選手権・JOMO65―59トヨタ自動車】63―59で迎えた第4クオーター残り27秒。大神が右から切れ込み、勝利をほぼ決定づけるジャンプシュートを沈めた。27歳のエースは両軍最多の25得点。JOMOに2年連続の栄冠をもたらし「(野球の)WBCの原監督も連覇の難しさを言っていた。1度ではまぐれとも思われる。連覇は重い」と喜びに浸った。

 今季のWリーグではトヨタ自動車に2戦2敗。大神も相手のガード久手堅の密着マークに苦しんでいた。それだけにこの日は「絶対に負けたくなかった」。わずかな隙を逃さず、ドライブやシュートを狙った。昨年痛めた左手首には、まだ痛み止めの注射を打っている。苦しい場面で何度も得点を決めたエースを、内海監督は「柱の大神でゲームが決まった」と絶賛した。
 富士通を61点に抑えた準決勝に続き、59失点と守備の堅さも際立った。林らがマークした相手の得点源、矢野はわずか7点と機能させなかった。
 冬場の練習でも選手に交じり、Tシャツ1枚になって動き回った内海監督は「速い寄せや、ヘルプにいく選手のポジション取りを鍛えてきた」と胸を張った。センター諏訪や新人の間宮も成長し、充実の戦力でリーグ戦でも2連覇に挑む。

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2010年1月10日のニュース