MF田中碧「悔しさをぶつけるには最高の舞台」涙を飲んだ東京五輪のリベンジへ

FIFAワールドカップ（W杯）カタール大会1次リーグE組

＜サッカー日本代表練習＞練習に汗を流す田中（撮影・西海健太郎）
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　コスタリカ戦でショッキングな黒星を喫した日本代表は28日、ドーハ市内で練習を行った。12月1日（日本時間2日未明）にはスペイン戦。勝てば2大会連続決勝トーナメント進出が決まる。MF田中碧（24＝デュッセルドルフ）が練習後に取材に応じ、大一番に向けて「少なくとも自分たちは勝たないといけないので前半からいかないといけない。どう戦うかはまだ分からないし、かみ合わせもあるが、走りきる気持ちとかも重要になる」と言葉に力を込めた。

　東京五輪世代にとっては21年夏のリベンジマッチだ。あのときは延長戦の末に0―1で敗戦。「五輪の二の舞にはなりたくない。完全に受け身になってチャンスが少ないという試合では勝つのが難しい」としたうえで「僕はわくわくしている。勝ち点3で（決勝トーナメントに）いけることはない。現時点で3である以上4か6を取らないといけない。このシチュエーションは最高にいいシチュエーションだなと思う」と強調。さらに「特に五輪の選手は悔しい経験をしている。この悔しさをぶつけるには最高の舞台だと思う。そこで負けて良かったとは思わないが、ここで勝ち点3を取れれば、あそこの悔しい経験を少し晴らせるかなと思う」と意気込んだ。