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横浜がローマと3―3で引き分け FC東京移籍の仲川がラストゲーム「多くの人がユニホーム掲げてくれた」

[ 2022年11月29日 00:02 ]

国際親善試合   横浜3―3ローマ ( 2022年11月28日    国立競技場 )

<横浜・ローマ>試合後、移籍が発表となりサポーターにあいさつする仲川 (撮影・白鳥 佳樹)
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 横浜は28日、W杯期間を利用し来日しているイタリア・セリエのAローマと対戦し、3―3で引き分けた。前半にDFエドゥアルドのヘディング弾で先制し、FW西村拓真が追加点。後半には途中出場のDF松原健が鮮やかなミドルを決めた。一部主力をW杯出場で欠くローマは、名将モウリーニョ監督がサイドライン際でたびたび感情をあらわにするなど本気モード。イタリア代表MFニコロ・ザニオロらのゴールで試合終了間際に同点に追いつき、欧州カンファレンスリーグ王者の意地を見せた。

 これがシーズン最後の試合となった横浜はマスカット監督が新型コロナ陽性で不在となった中でほぼベストの布陣を敷き、J1王者の攻撃的サッカーを存分に発揮した。代役として指揮を執ったオントン・ヘッドコーチは「エンターテインメントを見せられた」と満足げ。エースのFWアブラハムを封じるなど存在感を発揮した今季J1MVPのDF岩田智輝も「Jリーグでは感じられない部分もあり、いい経験になった」と収穫を口にした。

 この日FC東京への移籍が発表されたFW仲川輝人は、後半開始から同37分まで出場。オフサイド判定となりながらも技ありのループシュートでネットを揺らしたり、激しいプレー中にスパイクが脱げる場面もあり、2万人以上が集まったスタンドを沸かせた。19年にMVPに輝き、2度のリーグ優勝の立役者となった仲川にとってこれが横浜でのラストゲーム。別れを惜しむファンに「予想以上に自分のユニホームを掲げてくれた人が多く、こんなにいろいろな人に支えられていたんだなと感じた。今後は違った形で恩返ししたい」と感謝していた。

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