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英メディア、日本VSコスタリカ戦を酷評 前半は「W杯史上最悪」 森保采配へ疑問「なぜ相馬起用?」

[ 2022年11月28日 19:38 ]

<日本・コスタリカ>前半、競り合う相馬(左)(撮影・西海健太郎)
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 FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組で日本が0―1でコスタリカに敗れた一戦を受け、英国メディアは「W杯史上最も退屈な前半」「相馬を起用した理由はどこにあるのか」と辛らつな言葉を並べた。

 英BBC放送は「初戦でドイツに勝利した日本が、スペインに0―7で敗れたコスタリカを破るものと予想されていた」と試合前の予想を紹介。「しかし、森保一監督はドイツ戦で勝利したメンバーから先発を5人変更した。継続性よりローテーションを選んだが、それが活気のないパフォーマンスにつながった」と先発5人を代えた采配が裏目に出たと分析した。

 英大衆紙サンは、互いに決め手を欠き0―0で終えた前半を「W杯史上、最も退屈な時間のひとつ」と酷評。英紙デーリー・ミラーは「コスタリカは日本の傲慢さを生かし、グループEで踏みとどまった。コスタリカのスアレス監督は“まだ夢を見ることができる”と語った。たしかにそれは可能だが、ジョークはやめよう。日本が自分たちの手でそれを捨てたのだから」と日本の“自滅”と指摘。前半についてはやはり「W杯史上、最悪の時間のひとつ」「ボールに気の毒」と評した。そして森保采配について「相馬を起用した理由はいったいどこにあるのか。中盤の守田にこだわり続けた理由はどこにあるのか。彼は後半開始直後、ペナルティーエリア内で落ち着きを欠いた。あの場面はゴールを決めるべきだっ」と指摘。ベンチスタートとなったMF三笘の起用法にも「なぜベンチに置いたのか。出場すると、すぐに3度のチャンスをつくった」とした。

 英紙タイムズは「コスタリカはこの2試合で何もしていない。日本が敵陣のペナルティーエリア付近のパス回しがずさんだったのが、おそらくコスタリカの勝利に終わった理由だろう」とコスタリカの勝因を皮肉とともに分析。日本については「攻撃の形をつくったがクオリティーが不足していた」とし、「ドイツはなぜこれほど普通の相手に敗れたのか、疑問に思わないといけない」と続けた。後半36分の失点の場面については、「権田は腕を完全に伸ばしきっていた。そのため彼が指先でチップしても軌道が少し変わるだけでゴールに吸い込まれた」とGK権田のミスを指摘した。

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2022年11月28日のニュース