×

スペイン―ドイツは引き分け 日本はスペインとの最終戦に勝てば自力突破

[ 2022年11月28日 05:55 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組   スペイン1―1ドイツ ( 2022年11月27日    アルバイト・スタジアム )

後半38分、フュルクルクのゴールで同点に追いつき、歓喜のドイツイレブン(APk)
Photo By AP

 3大会ぶりの優勝を狙うスペインはドイツとの注目対決に1―1で引き分けた。

 コスタリカとの第1戦を7―0で制し、連勝なら1次リーグ突破へ、圧倒的に有利な立場となるスペイン。対するドイツは日本に敗れて崖っ縁の状況で迎え、互いに大きな意味を持つ一戦だった。

 一進一退の状況で迎えた前半40分にFKからドイツのDFリュディガーが頭でネットを揺らしたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)でオフサイドと判定されて取り消し。互いに譲らないまま前半を終えた。

 後半に入っても11分にドイツが相手GKから細かくパスをつなぐスペインからハイプレスでボールを奪って好機を築くなど積極的なプレーで攻勢に出た。しかし、試合を動かしたのはスペインだった。17分に左サイドバックのアルバが左から折り返し、途中出場のFWモラタがDFの前でボールを捉えて右足で先制点を挙げた。

 あとがなくなったドイツは後半25分にFWフュルクルク、FWサネら一気に3選手を交代。勝利への執念を見せた。交代策が報われたのは38分。フュルクルクがゴール右前から豪快に右足で蹴り込んで1―1とした。その後は両チームともに決め手を欠いて1―1の引き分けに終わった。

 この結果、第2戦を終えてE組はスペインが勝ち点4で首位。日本は勝ち点3で並ぶコスタリカを得失点差で上回って2位を守り、ドイツは勝ち点1で最下位にとどまった。12月1日の最終戦で日本はスペインと対戦。全チームに突破と敗退の可能性があるオープンな状況で、日本は勝てば突破が決まるが、負ければ敗退。引き分けなら他カードの結果次第となる。

続きを表示

この記事のフォト

2022年11月28日のニュース