長友、悲しきW杯日本人最多出場“13”更新「裏を狙う選手が必要だった」

FIFAワールドカップ（W杯）カタール大会1次リーグE組   日本0―1コスタリカ （ 2022年11月27日    A・ビン・アリ競技場 ）

＜日本・コスタリカ＞前半、競り合う長友（撮影・小海途　良幹）
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　日本代表は主導権を握ってシュート数14―4本と相手を圧倒しながら痛恨の零敗。左サイドバックで先発し、後半はベンチから戦況を見守った長友は無得点で終わった点に触れ「裏を狙う選手が必要だった」と指摘した。

　足元できれいにつなぐパスワークで相手を崩して美しく得点できれば理想だが、序盤から5バックでスペースを埋めてきた堅い守備に苦戦。日本人最多記録を更新するW杯13試合目の出場となった36歳は前線に飛び出す動きも見せたが、突破口を開くことはできず「きれいなサッカーだけでは勝てない。泥くさく球際を戦ってこぼれたところで決めないと」と振り返った。

　中盤の底で奮闘した遠藤も守備を固めた相手に「攻撃の良さをなかなか出せないゲーム展開」と分析。裏を狙う動きは後半から増え、好機につながる場面もあったが、肝心のゴールは生まれなかった。試合は膠着（こうちゃく）状態のまま進行。「0―0で進むのは問題なかった」と振り返ったが、痛恨の失点で勝ち点を失った。