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「このままでいく」長谷部が伝えた西野監督2つのメッセージ 「この世界は結果なので」

[ 2018年6月29日 07:32 ]

W杯1次リーグH組   日本0―1ポーランド ( 2018年6月28日    ボルゴグラード )

後半 パス回しを指示する長谷部(撮影・西海健太郎)
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 日本代表がW杯2大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。H組の日本は28日、1次リーグ最終戦でポーランドに0―1で敗戦。しかし、同組のコロンビアがセネガルに1―0で勝利したため、コロンビアが勝ち点6で1位となり、日本とセネガルは勝ち点4で並んだが、順位決定規定で上回った。AP通信によると日本はW杯で初めてフェアプレーポイント差で決勝トーナメントに進出した。

 MF長谷部は0―1の後半37分から途中出場。コロンビアが先制した他会場の途中経過を受け、日本はそのまま試合を終わらせるという西野監督のメッセージをピッチの選手たちに伝えることになった。「他会場の結果も入っていましたし、途中でコロンビアが先制したっていうので、自分がそこで投入される意味を理解しないといけなかったし。それが中にいる選手たちへのメッセージになったと思う。こういう状況では監督が決断しないといけないので、まずその決断が『このままでいく』そして『イエローカードに気をつけろ』ということだった。それを中の選手に伝えた」という。

 1点ビハインドながらも、攻めない。地元の観客からは大ブーイングを受けながらもその選択を貫き、目標だった決勝トーナメント進出を果たした。「この世界は結果なので、もちろん様々な議論はあると思うが、これはしっかりと自分たちが勝ち取った結果として受け止めたい」と長谷部。「次に行けるという結果を得たのは非常に大きい」とその目はすでに決勝トーナメントへと向けられていた。

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2018年6月29日のニュース