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コロンビアに日本救われた!セネガルに1−0で逆転1位突破

[ 2018年6月29日 05:30 ]

W杯1次リーグ   コロンビア1―0セネガル ( 2018年6月28日    サマラ )

後半、先制ゴールを決め喜ぶコロンビアのミナ(右)=サマラ(ゲッティ=共同)
Photo By 共同

 コロンビアが日本を救ってくれた。司令塔の負傷交代というアクシデントを乗り越え、3位からの逆転突破に、ペケルマン監督は満足そうな表情を浮かべた。

 チーム浮沈の鍵を握る10番が突然倒れた。前半31分、ハメス・ロドリゲスがまさかの負傷交代。ピッチを叩いて悔しがりながら退場した。1―2と思わぬ苦杯を喫した日本戦で、ロドリゲスは左ふくらはぎ痛の影響で先発落ち。途中出場したが不発で批判を浴びた。負ければ敗退のポーランド戦では2アシストをマークし、指揮官が「美しい、創造的なサッカーができた」と自賛した3―0快勝に貢献。前回大会6得点で得点王に輝いた男は、その存在感の大きさを改めて示していた。

 コロンビアの窮地、結果的に日本の窮地も救ったのはDFミナだった。ポーランド戦で先制点を挙げた23歳が、後半29分にCKから先制ゴール。1メートル94の長身を生かし、2試合連続で頭で叩き込んだ。今年1月にスペインの名門バルセロナに加入した逸材は、守備でも本領を発揮。22歳のD・サンチェス(トットナム)との若いセンターバックコンビで、FWマネら強力なセネガル攻撃陣を完封してみせた。

 日本にとっても“虎の子”の1点を守り切り1―0で勝利。2連勝で勝ち点を6に伸ばし、セネガルと日本を抜いて1位で突破を果たした。ロドリゲスの負傷は心配だが、ペケルマン監督が「前回大会(8強)より先まで行ける」と目標に掲げていた過去最高の4強入りへ、大きな関門を突破した。

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2018年6月29日のニュース