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ドイツ、最下位終戦…レーウ監督辞任示唆「敗退は自分の責任」

[ 2018年6月29日 05:30 ]

W杯1次リーグF組   ドイツ0―2韓国 ( 2018年6月27日    カザン )

落胆した様子のドイツのレーウ監督=カザン(ゲッティ=共同)
Photo By 共同

 前回王者ドイツが史上初となる1次リーグ敗退から一夜明けた28日、地元メディアでは厳しい批判が相次いだ。ビルト紙の1面は「言葉がない!」との見出し。前回大会でブラジルに7―1と歴史的大勝を飾った翌日の紙面と全く同じ見出しだが、意味合いは真逆となった。

 90年大会の優勝チームの主将を務めたマテウス氏は地元メディアへの寄稿で「出場した選手に怒りを感じている」とした上で「まとまりや情熱がないばかりか、独善的だった」と酷評。レーウ監督の代表選出方法も疑問視した。準優勝した02年大会MVPのカーン氏は「ノイアーはケガで長くプレーしていなかった」と選手のコンディション不良を指摘し「ウェルナーはまだ実力不足だった」と若手の伸び悩みも嘆いた。

 06年から指揮を執る指揮官は22年まで契約を残しているが、試合後の会見で「敗退は自分の責任。冷静になって考えたい」と辞任の可能性を示唆。強国が変革を迫られている。

 ≪またも前回覇者が…≫前回のブラジル大会王者・ドイツが韓国に0―2で敗れ、1次リーグ敗退が決定。前回優勝国の1次リーグ敗退は10年イタリア、14年スペインに続いて3大会連続史上6度目のこと。ドイツ(西ドイツ時代を含む)は1次リーグ→決勝トーナメントの大会方式となった54年大会以降、全て突破(1位12回、2位4回)していたが、史上初の1次リーグ敗退となった。W杯での対アジア勢は過去6戦全勝だったが、94年、02年に次ぐ3度目の対戦となった韓国に7戦目にして初黒星を喫した。

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2018年6月29日のニュース