香川 冷静に復権弾!「しっかりイメージを持てたことは自信になる」

[ 2018年6月13日 05:30 ]

国際親善試合   日本4―2パラグアイ ( 2018年6月12日    インスブルック )

<日本・パラグアイ>後半、ゴールを決める香川(撮影・西海健太郎)
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 復権へMF香川が意地の1得点2アシストを記録した。最大の見せ場は3―2の後半アディショナルタイム。得意のドリブルで相手を1人かわしペナルティーエリア内に進入すると、最後は右足で冷静に流し込んだ。

 後半35分には決定機で大きくシュートをふかしていた。「数多くのチャンスを外していたので、しっかり(ゴールの)イメージを持てたことは自信になる」。昨年10月10日のハイチ戦以来となる国際Aマッチ通算30点目を、自らに言い聞かせるように振り返った。

 先発は実に17年10月6日のニュージーランド戦以来、約8カ月ぶり。日本代表もこの日まで欧州組を招集した試合で7戦勝利がなかった。香川はその間、ケガの影響やハリルホジッチ前監督から冷遇されたこともあり一度も先発がなかったが、背番号10の宿命か、その中でも周囲の批判は香川に集中した。

 雑音を耳に入れなかった名波氏(現磐田監督)、批判をパワーにした中村俊輔(現磐田)。歴代10番とは違い、香川はこれまで周囲の評価にメンタル面を左右されてきた。だが、自身2度目のW杯を前に「失うものはない。何を言われても、もう言われ切ったと思う。そこに恐れはない。前向きで、本当に楽しみ」と言い切った。後半6分の同点弾、同18分の勝ち越し弾と、いずれも乾のゴールをお膳立て。土壇場で吹っ切れた新たなメンタルこそが復権へのラストチャンスだったW杯前ラストマッチで原動力となった。

 後半19分から約10分間は右MFでもプレー。「90分通してチームとしてやり続けていこうという気持ちが、最後の逆転につながった。次(コロンビア戦)はもっとタフな試合になる。しっかり準備していきたい」。西野ジャパンの本大会での躍進は、2大会連続で10番を背負うこの男の復活なしには考えられない。

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