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川島永嗣 このままでは終われない 幾度もシュート防いだ“1対1の鬼”

[ 2018年6月13日 10:30 ]

日本代表練習でファインセーブを見せるGK川島永嗣(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 【侍 俺の武器】気迫のプレーで最後の壁となる。正GK争いでトップを走る川島。W杯3大会連続出場を目指すベテランの強みは1対1の強さだ。

 17年3月のW杯アジア最終予選UAE戦。所属するメッスで定位置をつかめないまま代表に合流し、試合勘への不安がささやかれながらも先発に起用された。それでも、経験に裏打ちされたプレーで好セーブを連発。前半20分には相手FWとの1対1のピンチを鋭いセーブで止め、2―0の勝利に貢献した。同28日のタイ戦でも後半41分にPKを止める活躍。所属クラブではリザーブチームの試合に出るなど苦悩の日々を送っただけに、試合後は自身のブログに「UAE戦が終わった後はロッカールームに戻っても涙が止まりませんでした」とつづった。

 5月30日のガーナ戦、9日のスイス戦はともに低調なパフォーマンスに終わった。だが、これで終わるわけにはいかない。

 ◆川島 永嗣(かわしま・えいじ)1983年(昭58)3月20日生まれ、埼玉県出身の35歳。01年に大宮入り。名古屋、川崎Fを経て10年から欧州に活躍の場を移す。16年にメッス加入。W杯は10年南アフリカ大会、14年ブラジル大会出場。国際Aマッチ84試合出場87失点。1メートル85、74キロ。

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2018年6月13日のニュース