久保 来年U―20W杯へ“進級”テスト一発回答!

[ 2016年12月7日 05:30 ]

U―19日本代表に選出された久保
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 アルゼンチン遠征中のU―19日本代表は5日、ブエノスアイレスでU―19アルゼンチン代表と親善試合を行い、1―2で敗れた。初選出されたFW久保建英(15=FC東京U―18)は後半15分から途中出場し、ドリブル突破から唯一の得点に絡むなど軽快な動きを披露。来年5月に開幕するU―20W杯韓国大会のメンバー入りへの初テストで“一発回答”した。

 南米の強豪に押されていた空気が一変した。序盤からアルゼンチンの厳しいプレスに苦しむ中で迎えた0―2の後半15分。久保が途中出場でピッチに入ると、前線でボールを収めて流れを引き寄せた。最大の見せ場は後半20分、敵陣左サイドでボールを奪いドリブルを開始。ペナルティーエリア内に進入しようとしたところで、相手DFに防がれたが、そのこぼれ球からMF原の右足ミドル弾が生まれた。

 10~13歳までバルセロナの下部組織に所属。日常の中で世界中から集まった選手とプレーしていただけに、世界的強豪を敵に回してもひるむことはなかった。チーム最年少ながら誰よりも堂々とプレー。中学生で史上初めてU―19日本代表に選出され「(他の選手と)同じレベルではないと思っているので、ここから努力したい」と謙虚に語っていたが、実力が通用することを証明した。

 遠征先のアルゼンチンは憧れのメッシ(バルセロナ)の母国。同じ左利きでドリブルを得意とするプレースタイルも重なることから映像を見て参考にしている。バルセロナの下部組織時代は「メッシの後継者になり得る存在」と期待されていた。18歳を迎える19年にはバルセロナに再入団することが内定済み。メッシの母国で、メッシの母国と対戦。燃えないわけがなかった。

 今遠征は来年5月に開幕するU―20W杯韓国大会メンバーの選考を兼ねる。久保は内山監督から「攻撃のポテンシャルはある」と高評価されていたが、30分の出場で“一発回答”した形だ。7日には再びU―19アルゼンチン代表と対戦し、出場機会が与えられる可能性は高い。試合後には海外メディアから取材攻勢を受け、流ちょうなスペイン語で直接受け答えするなど、世界で活躍できる素養を見せた。

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