【凱旋門賞】ガイヤースに向く路盤硬く走りやすい馬場

[ 2019年10月6日 09:00 ]

ユーロトンネル~英、仏の決戦前風景~(6)

パリロンシャン競馬場の芝コースの状態を確認する岡崎記者
Photo By スポニチ

 凱旋門賞の生観戦はプライベートも含めて今年が5回目だが新装後のパリロンシャン競馬場は初めて。そこで決戦前の競馬場に足を運び、以前との違いをチェックした。

 最も驚いたのは近代的な黄金色のスタンドが馬場に対して少し斜めに立っていること。ゴール付近から4角方面を見やすいようにという配慮で、これまでの競馬場にはなかった工夫。ただ、個人的には以前のクラシカルなスタンドの方が好みだったなあ…。

 肝心の馬場状態はどうか。C・デムーロは「昨年は穴があいてボコボコしていたけど今年はいいコンディション」と笑顔で話した。実際に歩いて大いに納得。洋芝だけに足に絡みつく感じはあるが、想像していたよりも路盤が硬くて走りやすそう。となれば、前に行った馬が止まらないのではないか。

 現地実習を踏まえての狙い目はガイヤース。ビュイックが「どんな馬場でも走れる」と言う万能型。道悪になっても心配なし。マイペースで逃げられそうで女王エネイブルといえども、捉えるのに手を焼くかもしれない。

続きを表示

この記事のフォト

2019年10月6日のニュース