【佐賀・第12回佐賀皐月賞】28日発走 ウルトラノホシ佐賀3歳3冠へ! 予想印を公開

[ 2024年4月27日 12:00 ]

佐賀勢同士なら地力は一枚上のウルトラノホシ
Photo By 提供写真

 佐賀競馬スターホースへの登竜門であり3歳3冠第1弾重賞、JBC協会協賛により地方競馬の活性化を目指して16年から開催されている高知・佐賀スタリオンシリーズに該当する「第12回佐賀皐月賞」(距離1800メートル・1着賞金800万円)が28日6R(18時5分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。1、2着馬には来月3歳3冠第2弾「九州ダービー栄城賞」の優先出走権が付与される。ウルトラノホシとトゥールリーで一騎打ちのムードが漂う。

 ◎⑪ウルトラノホシ 昨年9月重賞デビュー戦の「九州ジュニアチャンピオン」は勝ったトゥールリーから0秒8差の4着に終わったが、続く10月「ネクストスター佐賀」では直線でムーンオブザサマー、トゥールリーとの首位競りを力強く制して重賞初V。さらに同月「カペラ賞」は逃げ切りを図るトゥールリーを最終コーナー手前で捕らえて2歳重賞2連続Vを達成した。そこから2歳ダート王決定戦の12月川崎「全日本2歳優駿JpnⅠ」に出場して6着。3歳となった今年初戦1月船橋「ブルーバードカップJpnⅢ」は4着、前走2月大井「雲取賞JpnⅢ」は6着。この南関東での重賞3戦はJRA所属馬、各地方強豪馬を相手にしたことを考えると大きな価値があり、佐賀勢同士なら地力は一枚上。佐賀3歳3冠へ大きな一歩を踏み出すとみた。

 ◯④トゥールリー 昨年9月「九州ジュニアチャンピオン」で重賞デビュー。逃げるムーンオブザサマーをしまい捕らえて重賞初Vを飾った。続く10月「ネクストスター佐賀」は3着。同月「カペラ賞」は2着と2歳重賞路線でアピールし続けた。明けて3歳初戦の1月3歳新設重賞「佐賀若駒賞」は1750メートルを絶妙なペースで押し切って重賞2V。続く3歳「飛燕賞」は3番手で競馬を進め3コーナー過ぎに先頭に立つと後続を完封し重賞3Vを達成。3月古馬と初対戦となったA2級戦、続く前走の兵庫・高知・佐賀の3歳実力馬で争われる園田「ネクストスター西日本」はいずれも6着だったが、佐賀勢の中では先行力は間違いなく上位。持ち味を存分に発揮する。

 ▲⑫フークファンタジー 2歳重賞は昨年10月「ネクストスター佐賀」&「カペラ賞」、12月「フォーマルハウト賞」に出走。馬券には絡めなかったが、3歳重賞1月「佐賀若駒賞」は逃げるトゥールリーを終始追う形から持ったまま2着に入った。続く前走同月の四国・九州地区交流3歳牝馬重賞「花吹雪賞」は高知勢の後塵を拝し3着も距離適正は十分なうえ前々で競馬を進められる強みがある。前記両雄に食い下がるかに注目だ。

 ☆①ケンタッキーグレイ 昨年5月に北海道でデビューし12月佐賀に転入。明けて1月には重賞「花吹雪賞」に挑戦するが7着。だが前走4月地方全国3歳牝馬重賞1800メートルの「ル・プランタン賞」ではしまい鋭く追い込んで「花吹雪賞」も制した高知のグラインドアウトに1馬身差に迫る2着と大きく成長した姿を見せ付けた。ペース、展開次第では好勝負を演じるシーンもあるか。

 △②デッドフレイ 昨年10月にデビューし6戦2勝で全て4着以内。重賞初挑戦となった前々走1月「佐賀若駒賞」はトゥールリー、フークファンタジーに次ぐ3着と見せ場を作った。キャリアは浅いが、自在性が豊かな走りは魅力。フレッシュさがいい方向に働けば怖い存在だ。

続きを表示

「2024 秋華賞」特集記事

「府中牝馬S」特集記事

ギャンブルの2024年4月27日のニュース