【凱旋門賞】日本馬悲願Vならず ヴァルトガイストがV エネイブル3連覇逃す

[ 2019年10月6日 23:10 ]

凱旋門賞でゴールするスミヨン騎乗のキセキ (撮影・西川祐介)
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 世界最高峰の仏G1「第98回凱旋門賞」(パリロンシャン、芝2400メートル)が6日行われ、ヴァルトガイスト(牡5=ファーブル)が優勝した。日本から遠征したフィエールマン(牡4=手塚)、ブラストワンピース(牡4=大竹)、キセキ(牡5=角居)の3頭は敗れ、日本競馬界の悲願である凱旋門賞制覇はまたもならなかった。また、武豊が騎乗した仏国馬ソフトライト(牡3=JCルジェ)も勝利とはならなかった。史上初の3連覇を狙ったデットーリ騎乗のエネイブル(牝5=ゴスデン)は2着だった。

 凱旋門賞に日本馬が出走するのは4年連続。昨年までに延べ23回挑戦し、これまではエルコンドルパサー(99年)、ナカヤマフェスタ(10年)、オルフェーヴル(12、13年)の2着が最高だった。
 今年は日本を代表するG1馬3頭が参戦。ディープインパクト産駒で菊花賞、天皇賞・春を制したフィエールマンに加え、有馬記念馬ブラストワンピース、菊花賞馬キセキが世界最高峰のG1に挑んだ。それでも、1920年の創設から優勝を独占してきた欧州馬の“壁”を破ることはできなかった。

 ◇日本馬の挑戦…過去21頭が23度出走し2着(4回)が最高だった。スピードシンボリ(69年着外)、メジロムサシ(72年18着)、シリウスシンボリ(86年14着)、エルコンドルパサー(99年2着)、マンハッタンカフェ(02年13着)、タップダンスシチー(04年17着)、ディープインパクト(06年失格)、メイショウサムソン(08年10着)、ナカヤマフェスタ(10年2着、11年11着)、ヴィクトワールピサ(10年7着)、ヒルノダムール(11年10着)、オルフェーヴル(12、13年ともに2着)、アヴェンティーノ(12年17着)、キズナ(13年4着)、ハープスター(14年6着)、ジャスタウェイ(同8着)、ゴールドシップ(同14着)、マカヒキ(16年14着)、サトノダイヤモンド(17年15着)、サトノノブレス(同16着)、クリンチャー(18年17着)。

 ◇武豊の挑戦…過去7度騎乗し3着が最高だった。ホワイトマズル(94年6着)、サーガシティ(99年3着)、ディープインパクト(06年失格)、メイショウサムソン(08年10着)、ヴィクトワールピサ(10年7着)、キズナ(13年4着)、クリンチャー(18年17着)。

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2019年10月6日のニュース