【鳴門・大渦大賞】田村 地元周年初制覇「歴史にやっと名前を残せた」

[ 2019年10月6日 05:30 ]

逃げ切り勝ちで悲願の地元周年初Vを飾った田村は優勝カップを手に笑顔
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 ボートレース鳴門の開設66周年記念「G1大渦大賞」は5日、第12Rで優勝戦が行われ、田村隆信(41=徳島)がインからトップスタートを決めて逃げ切り勝ち。悲願の地元周年初Vを飾った。2着には篠崎、3着には徳増が入った。

 SG優勝戦でもマイペースのイメージがある田村でも、今回の優勝戦には特別な思いがあった。

 「自分でも気負ってるな…と分かるぐらい、力が入ってました。エンジンはインから先に回れば優勝できる足だったので、とにかく自分を落ち着かせることだけに集中しました」

 どれよりも勝ちたかった地元のG1大渦大賞。レース直前には落ち着きを取り戻し、インからトップスタートを決めたが、「操縦面でも硬さがありました。(篠崎)元志が一瞬見えたので、2Mだけは大事に回ろうと。そこだけでしたね」。結果的にはイン完勝。田村の悲願は成就された。

 「勝ちたい気持ちはいつもあった、鳴門の歴史にやっと名前を残せました」

 優勝賞金1000万円を積み重ね、賞金ランクも19位まで急上昇。「チャレンジカップも走れそうなので、(グランプリへ)チャンスは出てきましたね」と言った後、「それよりも来年のオーシャンカップ(7月鳴門)です。地元のSGに出場して結果を出す。そこを一番意識してこれから走って行きたい」と力強く語った。

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2019年10月6日のニュース