【梅ちゃん先生特別編】１７日東京１１Ｒ　ユラノトで穴狙い

　フェブラリーＳはユラノトで勝負する。「距離が１Ｆ延びる次は大丈夫ですから」。東京競馬場の脱鞍所に松田国師の声が響き渡ったのは根岸Ｓ（２着）の直後。１４００メートルの速いペースで追走するのに手こずりながら勝ち馬（コパノキッキング）の３／４馬身差まで詰め寄った。距離が延びてこそと思わせる走りだった。

　コイウタ（ヴィクトリアマイル）の子でも芝には見向きもせず、デビューからダート一本。芝では脚元に負担がかかりすぎて壊れてしまうリスクがあるからだ。３歳５月のデビューからわずか７カ月でオープン入りした素質馬。昨年のマリーンＳを快勝直後に鼻出血が判明（１カ月の出走停止）。その後、リズムが崩れたが、ようやく調子を取り戻してきた。内枠から馬群を壁にして折り合い、直線抜け出してくる。