【フェブラリーS】菜七子 初G1で健闘5着「今日は違う景色に見えた 全ての人に感謝」

[ 2019年2月17日 16:50 ]

<フェブラリーS>勝負服の色とリボンの色を合わせた藤田菜七子(撮影・島崎忠彦)
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 ダート王決定戦「第36回フェブラリーS」(G1、ダート1600メートル)が17日、東京競馬11Rで行われ、藤田菜七子騎手騎乗の4番人気コパノキッキング(せん4=村山)は5着。女性騎手初のG1制覇はならなかったが、堂々の掲示板入着を果たした。 武豊騎手騎乗の1番人気インティ(牡5=野中)が優勝した。

 距離不安がささやかれていたキッキングとの初コンビ。好スタートもスッと後方外目にポジションを確保。道中も大きく折り合いを欠くことはなく、スムーズな競馬で大外から追い込んだ。しかし、先に抜け出したインティ、ゴールドドリームははるか前方。豪快な末脚を引き出したが、5着、掲示板確保が精一杯だった。

 激流になりやすいフェブラリーSも今年は逃げたインティの武豊が巧みにペースを落とした。“豊マジック”によって、キッキングには不向きな展開に。菜七子は「ハミを噛んでしまった。もう少しペースが流れてほしかった」と無念さをにじませた。

 菜七子はレース後の会見で「本当にまずは乗せて頂いた小林オーナー、村山調教師、厩務員の方、関係して下さった全ての人に感謝しています」と関係者に感謝。「東京競馬場は何度も乗っているし、ダート1600メートルも何度も経験があるのですが、今日は違う景色に見えました」とレースを振り返った。

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2019年2月17日のニュース