【密着!池江厩舎】(7)トーセンソレイユ 走る?から走る!へ

[ 2013年5月23日 06:00 ]

馬房でくつろぐトーセンソレイユ

 桜井聖良の池江厩舎短期連載第7回はトーセンソレイユについて書きますよ!超良血馬でデビュー前からファンの多いソレイユ。可憐(かれん)という言葉がぴったりなかわいい顔と小さくてきゃしゃな体を見ていると、まるで守ってあげたくなりますが、レースでは鋭い脚で強さを見せてくれる牝馬でもあります。そんなソレイユについて担当の斉藤さんにお話を聞かせていただきました。

 ――ものすごい良血馬のソレイユですが、初めて見たときはどのような印象を持ちましたか?

 「走るのかなって半信半疑でした。筋肉もあまりついていなく小柄で、とにかくおとなしくて」

 ――え、そうだったんですか!?ではいつ頃、強いのかも…と感じたのでしょうか?

 「デビュー2週間前の追い切りですね。乗っているとスピードがあり“うわ、すごいな”とびっくりしました」

 ――そして迎えたデビュー戦。人気に応えるかたちの優勝でしたね。

 「ジョッキーがデビュー前に乗った時は、“そこまで切れる感じがしない”と言っていたのですが、いざレースに行くと外枠で好位につけて折り合っていたので、賢いなこの馬って思いながら見ていました。これから結構走るだろうなとこの時も思いましたね」

 ――新馬戦勝ちをして初のオープン戦であるエルフィンSでも快勝。鋭い末脚を見せてくれましたよね!

 「マイルは忙しいからついていけるのかなって正直レース前は思っていました。直線向くまでほぼ最後方でしたが、ものすごい脚でゴール板を先頭で駆け抜けた時はびっくりしましたね!本当に走るなぁって思いました」

 ――斉藤さん、ずっと半信半疑過ぎじゃないですか(笑い)。冗談は置いといて、毎回強さを実感していたわけですね。

 「はい!いつもこちらが思う以上の強さを見せてくれていましたから。もう走るのかな?とクエスチョンマークはなく、走る!とビックリマークに変わりましたよ(笑い)」

 ――課題となるのは恐らく増えない体重ですよね?デビューから減り続けて、3走目となる桜花賞では前走時よりも4キロ減の416キロでしたが、状態はいかがでしたか?

 「エルフィンS後、すぐに放牧に出したのですが、放牧先で406キロまで体重が落ちたそうで、そこから戻すのに苦労してたと聞いています。厩舎に戻ってきた時には420キロぐらいまであったので、前走と同じくらいにはなっていましたね。そこから調教などをして本番では416キロなので、耐えた方だと思いますし予想の範囲内の馬体重でした」

 ――そうだったんですね。それを聞いたら少し安心しました!体重がなかなか増えないのは飼い葉を食べる量が少ないのですか?

 「他の馬と比べると、飼い葉の食べる量はちょっと少ないかもしれません。でもそれよりも現状は食べてもなかなか身になりにくいようで。これはずっと変わっていませんね」

 ――それは難しい課題ですね。では桜花賞の当日のテンションと普段のソレイユのことを教えてください。

 「当日はテンションはいつもよりも高かったですよ。追い切りの時もそうですが、乗っている時は牝馬らしく多少ちゃかちゃかしますね。パドックではそこまでイレこまないけど、ジョッキーが乗った瞬間、スイッチが入ります。ですが普段は本当に大人しくて、洗っている時も、馬房で一人の時もじーっとしています」

 ――ソレイユのおとなしく休む姿を見て、おとなしい馬だなぁと思っていましたが、普段もあんな感じなんですね。きれいなフォームで走るソレイユには、桜花賞の時の馬場はちょっとかわいそうだなと思いました。

 「そうなんですよね、小柄できれいなトビの馬なので。敗因は馬場もあると思いますが、あとは完成度・成長度の違いでもあると思います。優勝したアユサンが小学6年生だとしたら、ソレイユは3年生ぐらい。これからの馬ですし、かなり伸びしろがある子なので、むしろこれからが楽しみだなと思っていますよ」

 ――早くまた走っている姿を見たいです!それでは最後にファンのみなさんへ何かありますか?

 「競馬場に足を運んでもらってこの子のかわいさを見て欲しいです!…でもメンコしているかなぁ(笑い)」

 ――(笑い)。じゃあもう勝つしかないですね!

 「そうですね。前回応援してくださったみなさんにもまた応援していただいて、ウイナーズサークルでこのかわいい顔を見てもらいたいです。どうぞまた応援してください。よろしくお願いします」

 私がトーセンソレイユの馬房に行くと、ソレイユはこちらを警戒することもなく横になってじっとしたまま休んでいました。「横になるからいいんですよ。ストレスで横にもなれない馬が多いですから。だけど賢い馬は無駄な力を使わないようにするんですよね。ステイゴールドのドバイ前も馬房の隅で一人でじっとしていましたし、ディープインパクトも横になって休んだりしていましたから」と池江調教師はお話してくれました。充実期を迎えた時には、軽視できない1頭になると思うので、みなさん注目していてくださいね!

 次回は有馬記念で2着のオーシャンブルーについてお話したいと思います。お楽しみに!

 ここで今回のプレゼントのお知らせ!7回目のプレゼントはトーセンソレイユの調教ゼッケンを1名様に!応募方法は携帯サイト「スポニチ競馬」まで。

 ▼桜井 聖良(さくらい・せいら)タレント。競馬予想で来ない人気馬・来る穴馬を選ぶのが得意で、生放送番組でWIN5と予想したメーンレースを全的中させた経験を持つ。2011年から1年半、馬の勉強をする為オーストラリアに留学し、馬のマッサージが特技となった。尊敬する人物は大川慶次郎さんで、憧れる人物は鈴木淑子さん、原良馬さん。

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