元会社員「主張認められ納得」 弁護士は「実質的な勝訴」

[ 2013年5月23日 12:05 ]

 競馬脱税事件の判決を受け、被告の元会社員の男性は「こちらの主張を全面的に認めてもらったもので、判決内容には納得、大変感謝している。無申告であったことには、責任があるという判断だった。その点については、一定の利益があった以上、納税義務があるということは承知しており、やむを得ないと思っている」とコメント。控訴については「現時点でしないつもり」とした。

 ▼中村和洋弁護士の話 被告のような馬券の買い方は外れ馬券も経費になると認めてもらい、こちらの主張が全面的に受け入れられた。所得税法を正当に解釈した判決で、実質的に勝訴と考えている。検察当局は判決を真摯に受け止め、控訴しないでほしい。国税当局は硬直的な課税処分が招いた事態を重く受け止め、処分の取り消しや変更をしてほしい。

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2013年5月23日のニュース