「光る君へ」ききょう呆然 変装コント急転…定子落飾 ネット悲痛「あまりにも可哀想」「兄弟の尻拭い」

[ 2024年5月19日 20:45 ]

大河ドラマ「光る君へ」第20話。刀を奪った藤原定子(高畑充希)は自ら…(C)NHK
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 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は19日、第20話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第20話は「望みの先に」。藤原為時(岸谷五朗)が淡路守に任命され、藤原惟規(高杉真宙)いと(信川清順)も大喜び。しかし、まひろ(吉高由里子)は宋の言葉を解する父は越前守の方が適任だと考える。一方、花山院(本郷奏多)の牛車に矢を放った一件により、一条天皇(塩野瑛久)は藤原伊周(三浦翔平)と藤原隆家(竜星涼)に厳しい処分。さらに藤原定子(高畑充希)も、兄弟の不祥事により内裏を出ることを命じられる。絶望の淵に立たされた定子は…という展開。

 藤原伊周と藤原隆家が花山法皇を襲い「花山院闘乱事件」とも呼ばれる政変「長徳の変」(長徳2年、996年)が描かれた。

 定子は一条天皇に「どうか、兄と弟の罰を軽くしてくださいませ。お情けを」と嘆願。死罪は免れ、伊周は大宰府へ、隆家は出雲へ流罪となった。代わって藤原道綱(上地雄輔)が中納言、藤原斉信(金田哲)が参議に昇進した。

 安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)は、隆家について「いずれ、あなた様(道長)の強いお力となりまする」、伊周について「あなた様次第にござります」と予言した。

 ききょう(ファーストサマーウイカ)は定子を心配。まひろと変装し、屋敷に忍び込む。そこへ伊周と隆家を捕えるため、検非違使別当・藤原実資(秋山竜次)が踏み込んだ。伊周は「どこにも行かぬ」と逃走。隆家は高階貴子(板谷由夏)に「お健やかに」と別れを告げた。

 実資たちが屋敷内の捜索を始めると、定子は刀を奪い「寄るな!」。自ら髪を切り落とした(落飾、出家)。目の当たりにしたききょうは呆然――。

 “変装コント”から急展開。SNS上には「定子様、あまりにも可哀想。何もしてないのに」「中宮定子がつくづく可哀想。皇子を産めと言われたかと思ったら、今週はその兄弟の尻拭い」「見た目はコントだけど、めちゃくちゃ重い内容」「小納言&式部コントで笑って、その後、泣いた」「ききょうの定子への思いが詰まった『枕草子』なんだね。どれだけ定子が素敵な中宮であったか、書いて周りに知らしめたい、守ってあげたかったんだろうな」などの声。反響を呼んだ。

 次回は第21話「旅立ち」(5月26日)。「越前編」がスタートする。

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