玉袋筋太郎語る 「コンプラがん無視」の芸名に思うこと 憧れるのは「銭湯で会ったジジイの…」
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セクハラ、パワハラ、モラハラ、マタハラ、ホワハラ…。今やさまざまな「○○ハラ」が日常にあふれる時代。そんな中、昭和のダメおやじが奔放な言動で令和の人々に一石を投じたTBSドラマ「不適切にもほどがある!」が今春に大ヒット。コンプライアンスに縛られる現代人が窮屈さを感じる本音の部分にスポットライトが当たった。芸能界で最も〝コンプラがん無視〟とされる芸名で活動しているのが、タレントの玉袋筋太郎(56)。5年半ぶりの新著「美しく枯れる。」(KADOKAWA)は3月末の発売からここまで3刷の好評。この中でも、その名前に触れている。どんな思いを抱いているのか聞いてみた。(中村 綾佳)
玉袋は遠くを見つめながらつぶやいた。「オレ自身、玉袋筋太郎なんていうコンプライアンスのカケラもない芸名を持つ男だけどさ…」
6月には57歳の誕生日を迎える。ビートたけしに弟子入りしたのは高校3年。「玉袋筋太郎」は40年も芸能界で生き続けている。
「新宿にある明治38年創業のうなぎ屋『小ばやし』で殿に命名してもらった、『玉袋筋太郎』という被差別命名。それで、ここまでやってきた」
その芸名ゆえに、NHKのほか、民放のゴールデン帯など、出演NGになる番組が続出。近年ようやくNHKには「玉ちゃん」の名前で出演し始めているが、誰よりも「不適切」のらく印を押されてきた。
新著「美しく枯れる。」には、切っても切れない芸名についての思いが何度も登場する。「コンプライアンス違反ギリギリの被差別芸名だからこそ、オレは無意識に“玉袋筋太郎っぽく振る舞わなくちゃ”とか、“玉袋らしくしよう”という思いに支配されていた」と打ち明けている。
〝名前にふさわしく〟はみ出してきた玉袋。不適切がより一層糾弾されるこの時代に何を思うのか。聞いてみると「『不適切だ』って言ってるヤツがさ、本当に適切なのか?まず、それを聞きたいよ」とコンプラを声高に主張する人々に対しての疑問が返ってきた。
ただ「オレが一番不適切なわけだからさ。不適切なやつが、世の中の不適切に何かもの申すって、やぼってえわけよ。オレはそういうの嫌い。そりゃ、思ってるよ、思ってることは凄く多々ある。でも、それ言っちゃあおしまいよって話になっちゃうから」と決して反論はしない。そこに貫かれているのは自身の美学だ。
「50代を生きるって、とても大変で、難しい。それでもオレは、美しく枯れていきたい」。近年、取り巻く環境が激しく変わり、思いを強くした。親切心も、一歩間違えればハラスメント扱いの時代。言いたいことをあえてのみ込み、2022年に生まれたばかりのかわいい孫へどう背中を見せていくのかを考えている。
「ジイジはさ、あいつが成人になったとき、オレなんか死んでると思うんだけど…。あいつは俺の木の中のウロ(樹洞)にいたシマエナガみたいな感じだよ。これからどうなっていくかわからないけど、今、俺の木のウロにいるんだよ。シマエナガはいつか巣立ちして、違う木に移って生きていくってわけ。それまで玉袋筋太郎っていう人生を、ちょっと見せたいなというわけよ」と熱い口調だ。
はみ出すことだけでなく、少しの寄り道や遠回りも許さない、そんな現代。「今の若者たちは映画や動画を見るときに、少し速度を上げて再生している。タイムパフォーマンス、略して“タイパ”。俺には理解できない考え方だ」。危惧を抱いているからこそ、次世代に伝えたいことがある。
「無駄に見えるようなことにも、意外なお宝が埋まっていることはよくあるし、たとえそれが失敗だとしても、それによって引き出しも増えるし、深みも増す。その経験の積み重ねによって、自分なりの嗅覚が磨かれていくんだよ」
「美しく枯れる。」では人生や人間関係、仕事観などに触れ、自身が経験した半世紀を振り返っている。「皆さんに手に取ってもらって、笑うなり、おとしめなり、同感するなりと判断はお任せします」と潔い。無駄、失敗を避けることなく、あえて厳しい風に当たってきた男。憧れるのは「銭湯で出会ったジジイのキンタマ袋だ」と胸を張る。「厳しくて長い風雪に耐えてできあがった姿。シワの深さが屋久島の縄文杉だ。オレなんかまだまだ修行が足りない。美しく枯れるとはまさにこのことだと悟ったんだよ」としみじみ。「オレももう、自分の本名よりも長い付き合いになったし、玉袋を磨いていきたい。本当に“玉を磨きたい”っすよ」。ピカピカに磨き上げた輝きを孫、未来へ遺すことを目指す。
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