小園凌央が目指す俳優とは 母・松本伊代が「親子二代でお世話になるんだね」と語る大物「人間として…」

[ 2024年3月7日 12:00 ]

「わが一高時代の犯罪」に重要な役柄で出演する小園凌央
Photo By スポニチ

 俳優の小園凌央(28)が舞台「わが一高時代の犯罪」(8~10日=大阪・OSAKA TTホール、20~31日=東京・サンシャイン劇場)に出演する。世界のミステリーを舞台化するプロジェクト「ノサカラボ」が手掛ける、推理作家・高木彬光原作の神津恭介シリーズの一作。小園が演じるのはストーリーテラーも担う物語の重要なキャラクター。タレント・ヒロミ(59)、歌手・タレント松本伊代(58)の長男で、両親とは異なる道を進み、演技力の評価も高まる小園に、目指す俳優像を聞いてみた。

 ――もうすぐ開幕です。率直な思いを聞かせてください。
 「ワクワク半分、緊張というか不安半分です」

 ――原作は明智小五郎、金田一耕助と並ぶ「日本三名探偵」の1人と言われる神津恭介が主人公。林一敬さん演じる神津の学生時代が舞台で、小園さんは同級生で親友の松下研三役ですね。
 「松下は役柄的に明るくて、正直者。神津さんのことを本当に親友として、相棒として、一緒にずっといる存在。そこを上手に表現できればと思ってやっています。松下という役柄が面白くて、やっていて楽しい。すごくワクワクする一方で(本番直前のため)僕含めみんなで大丈夫かなあという不安もありつつです」

 ――今回はストーリーテラーという重要な役割もありますね。
 「物語をどんどん回していかないといけない存在なので、僕のもり上げ方次第で変わってくると思うと、責任感というか、そこも不安というかワクワク半分です。神津さんが推理して解決してくれるまでのバトンをうまくつなげるようにしていきたいと思っています」

 ――今回の舞台のことをご家族に話しましたか?
 「話しました。ただ、ウチの家族はそんなに直接的なエールはないんですけど、今回、片岡鶴太郎さんが共演者でいらっしゃっていて、母が『オールナイトフジ』でお世話になっていたので、『親子二代でお世話になるんだね。感慨深いわね』って言っていました」

 ――片岡鶴太郎さんは東大教授役で特別出演されますね。稽古の時にお話しされたりしましたか?
 「鶴太郎さんにはすごくいろいろなお話をさせていただいていて、昔のバラエティーのお話だったり、この舞台のキャラクターのお話だったり…。僕の両親に関しても、具体的な話はないんですけど、ヒロミくんは昔から面白いよねとか、伊代ちゃんも最高だよねみたいなお話をしてくださっています。本当に話しやすいですし、感謝しています。鶴太郎さんと一緒のシーンが結構あって、2人で話す場面もあるので、積極的にお話を聞きに行ったりしています。いろんなことを教えてくださってありがたいです。稽古場でも笑わせてくれて、場をわかせてくれたりしています。鶴太郎さんは稽古期間の途中から合流されたのですが、その後はガラッと空気が変わりました。今回、鶴太郎さんの芝居、稽古場でのたたずまいを近くで見させていただいて、すごく勉強になっています。雰囲気作りも、ここは若い子に任せようという時もありますし、ここは空気を変えていこうとか…さりげなく、そうしてくださっていることが分かるので、人間として、男としてかっこいいなって思っています」

 ――今後、どんな俳優を目指していますか?
 「鶴太郎さんみたいな俳優になりたいです。自分以外の人を上手に見せるお芝居をしてくださるんです。いいパスやリアクションを出して反応しやすいようにしてくださったり…。型にはまらないお芝居をされる方なんです。あと、(実業家役で出演の)加藤(雅也)さん。リアルを追求して、その場その場の気持ちで演技をつくられる方。それぞれ違うタイプですが、お2人みたいな俳優になりたいです。まねしたい部分がたくさんあって、いいとこ取りしてやっていきたいと思っています!!」

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年3月7日のニュース