辛坊治郎氏　政治刷新本部会合の意義に疑問「若手のガス抜き会合。本気で改革をしようとは…」

辛坊治郎氏
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　キャスター辛坊治郎氏（67）が17日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「辛坊治郎ズーム　そこまで言うか！」（月～木曜後3・30）に生出演し、自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受けて立ち上げた政治刷新本部について自身の見解を示した。

　16日には政治刷新本部の会合が開かれたが、報道陣には一部のみを公開しただけだった。辛坊氏は「これだけ話題になって、どういう方向性の改革が行われるのか、みんな注目しているわけですよ。ところが一切非公開で、密室の中でワーワー言っているという」と、非公開の方針に疑問を呈した。

　会合後には若手を中心に、報道陣に対して自身の意見を述べる議員が現れた。辛坊氏は「それぞれの人間がどんな発言をしたのかアピールしたい人は、会場から出てきて、周りに新聞記者とかわーっといますから、“俺はこんなことを言ったんだよ”っていう人だけのコメントが新聞に出ていたりするんだけど。はっきり申し上げて、“若手のガス抜き会合”みたいなもん」とバッサリ。「本気でこれで何か改革をしようなんてことは…（思っていない）」と、会合の意味合いに疑問符を付けた。

　会合では、裏金事件の温床となった派閥を解消するかどうかなどが話し合われた。しかし、辛坊氏は「派閥が問題なんじゃなくて、裏金を作っている金の方が問題であって、派閥の解消みたいなのにすり替えが行われている。納得いかんわ～」と納得いかない様子だった。