NHKメディア総局長「光る君へ」に期待感 初回視聴率は大河最低もNHKプラス配信は過去最多

[ 2024年1月17日 15:42 ]

吉高由里子が主演を務める大河ドラマ「光る君へ」のメーンビジュアル(C)NHK
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 NHKは17日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、女優の吉高由里子(35)が主演を務め、今月7日にスタートした大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)について山名啓雄メディア総局長が言及した。

 20・7%の高視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークしたABCテレビ・テレビ朝日系「芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル」(後7・00~9・56)と時間帯が重なったため、初回の平均世帯視聴率は大河歴代最低を塗り替える12・7%(ビデオリサーチ)と苦戦したものの、その分、配信は好調。「NHKプラス」における視聴数は、同局の全ドラマの中で過去最多となる49・8万UB(ユニークブラウザ)を記録した。

 2020年4月のサービス開始以降、NHKプラスで配信されたドラマのエピソード毎の視聴数比較。UB数とは、ウェブサイトを訪問した重複のないユーザー数。同時または見逃し配信における視聴数(放送当日から見逃し7日間の数値)を集計した。

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」など生んだ“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 山名メディア総局長は、視聴率について「大河ドラマは4Kでは2回放送してますし、BSでもやっていて、NHKプラスでもやっている。本当にそういう意味では、同じコンテンツを必ずしもこれで見るということではなくて、さまざまな媒体でお伝えしていて、最適な形にご覧いただいている結果なのかなと思う。単純に前回と比べるということではなく、その年、その年のライフスタイルが変わってきている結果なのかなと思う」と見解。数字については「数字は数字として、結果として受け止める」とした。

 そのうえで、番組の内容については「平安中期の貴族社会を舞台にしている。大河ドラマは今までですと、戦国であったり、登場人物が知っている人でその人がどうなるかを知っている。今回に関していうと、もちろん、紫式部という名前は誰もが知っている。一方で、どういう人なのかはあまり詳しくはない。そういう意味で、今までの大河ドラマとはまた違う楽しみ方もできる。なかなか取り上げてこなかった時代で、その時代の日本な様子どうだったのかなど、番組を通じて知ることができて、いろいろな楽しみ方ができて、少しでも興味を持たれて、そういう意味ではいろいろな楽しみ方を応援していただけるものなのかなと思う」と期待感を口にした。

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