加藤シゲアキ 直木賞受賞ならず 選考委員の林真理子氏「非常に成長があるという意見が多数」

[ 2024年1月17日 21:05 ]

<芥川賞・直木賞発表会見>選考理由をオンラインで説明する林真理子氏(撮影・沢田 明徳)
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 第170回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、直木賞にノミネートされていたアイドルグループ「NEWS」加藤シゲアキ(33)の小説「なれのはて」(講談社)の受賞はならなかった。加藤は2021年の第164回直木賞に小説「オルタネート」がノミネートも受賞を逃していた。

 芥川賞は九段理江さんの「東京都同情塔」(新潮12月号)、直木賞は河崎秋子さん「ともぐい」と万城目学さん「八月の御所グラウンド」に決まった。

 直木賞は浅田次郎、角田光代、京極夏彦、桐野夏生、高村薫、林真理子、三浦しをん、宮部みゆきの各氏が審査。

 選考委員の林真理子氏は講評で「非常に成長があるという意見が多数寄せられました。少し登場人物が多く、詰め込みすぎだったのではないかという意見もございました。しかし、加藤さん本当に1作ごとに成長を見せているので次作が楽しみだという声もございましたので、ぜひこれからもお書きいただきたいという声もございました」と述べた。

 加藤は発表までの待機時間中、「待ち会」と題して自身のインスタグラムアカウントでライブ配信を開催。直木賞作家の今村翔吾氏をゲストに迎え、緊張の瞬間を待った。各所の賞レース予想やネット上の予想を「読んじゃったねえ…考えないようにしてたけど、どんどんうつになってきて。昨日の夜が一番きつかった。全然寝れなくて5回くらい起きた。マジでお腹痛い」と発表を前に落ち着かない様子を見せていた。

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