田崎史郎氏　泉房穂氏らから自民裏金事件のスタンス問われ「私は私の道がありますので」

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　政治ジャーナリストの田崎史郎氏が17日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月～金曜前8・00)に出演。自民裏金事件での自身のスタンス問われ語る場面があった。

　番組では、自民党派閥の裏金事件について議論。自民党が16日に派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて設置した政治刷新本部の全体会合を開き、党改革に向けた全党議論を実施したことなどを伝えた。

　羽鳥慎一アナウンサーが政治家のお金の使い道の透明性について、「いくら使っているかではなく、何に使っているか？」と聞くと、田崎氏は「何に使っているかというのは、それぞれ議員議員でやっていることで、全部を知ることは非常に難しいですよね。取材して分かった範囲のことはお伝えしていきますけれども」と答えた。

　この答えに、コメンテーターの社会起業家・安部敏樹氏は「田崎さんを責めてもおかしいんだけれども、でもやっぱりおかしいじゃないですか。普通に会社をやっていたら、会社で使っている経費は全部分かりますよ。全部を記録していますし」と言い、ゲスト出演の兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏も「最近、マイナンバーとインボイスで一般国民なんて1円からオープンですよ。なんで国会議員だけ特別扱いでグレーゾーンというかブラックボックスで。普通の国民と同じようなことをするだけやと思いますけどね」と自身の考えを述べた。

　田崎氏が「政治収支報告書に書いてありますよ。領収書は1円領収書までやっていますよね」と説明すると、羽鳥アナは「でも分からないことが多いですよね」と指摘。泉氏が「田崎さんもごめんなさい、悪いけど、聞いたことをちゃんと言っていただくのはありがたいけど、そんなに無理して頑張って、今の政治を守ろうとしなくても」と言い、これに、田崎氏は「別に守ってないですよ」と語気を語気を強めて答えた。さらに泉氏が「お金のかかる政治からそうじゃない政治に変わる方向にコメントされた方がいいと、私は期待したい」と“お願い”すると、「いやいや私は私の道でやりますんで」とそっけなく答え、泉氏は「はい、すいません」と謝った。

　この議論の最後に、羽鳥アナは「別に田崎さんを責める会ではない。田崎さんは、情報元は言えないでしょうけれども、ちゃんとした情報元からわれわれが知らない、そういう人たちはそういうことを考えてるんだ、というのを伝えてくれる人だってことなので」とフォロー。泉氏は「ただ田崎さん取材されているのが、古いタイプの、お金に物を言わせている政治家に取材されているから、そうでない方も最近増えてますよ。もうちょっとお金使わずにちゃんと選挙も勝てるような方にももっと取材いただいて、そういった情報も発信いただきたいと切に願います」と注文を出していた。