「どうする家康」“笑撃”&涙の最終回“鯉の話”伏線回収!ネット驚き「名探偵家康w」「まさかの総出演」

[ 2023年12月17日 21:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」最終回(第48話)。松平信康と五徳の祝言の日、織田信長から贈られた鯉が姿を消し、岡崎城は大騒動。徳川家康(松本潤・手前)は鳥居忠吉(イッセー尾形・中央)を手打ちにしようとしたが…(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めたNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は17日、15分拡大で最終回(第48話)「神の君へ」が放送され、完結した。齡70の主人公・徳川家康は、豊臣との最終決戦「大坂夏の陣」(慶長20年、1615年)に勝利。“戦なき世”の宿願を果たした。翌年、天に召され…時は永禄10年(1567年)へ。ラスト約25分が“走馬灯&新規回想”という大河最終回としては極めて異例&異色の展開となった。第24話「築山に集え!」(6月25日)と第36話「於愛日記」(9月24日)に登場した「松平信康と五徳が祝言を挙げた時の鯉」の伏線を最後の最後に回収。SNS上には泣き笑いの視聴者が相次いだ。

 <※以下、ネタバレ有>

 最終回は、徳川家康(松本潤)は「大坂夏の陣」に勝利。翌年(元和2年、1616年)、高僧・南光坊天海(小栗旬)は家康の偉業を称え、乳母・福(のちの春日局)(寺島しのぶ)は竹千代(のちの徳川家光)に“神の君”の逸話を語る。江戸が活気に満ちあふれる中、家康は突然の病に倒れ…という展開。

 元和2年4月16日。病床の家康が趣味の木彫りをしていると、最愛の妻・瀬名(有村架純)の声が聞こえる。愛息・松平信康(細田佳央太)とともに現れ、安寧の世を成し遂げた最愛の夫を褒めた。家康は「立派なことなんぞ…。やってきたことは、ただの人殺しじゃ。あの金色の具足を着けたその日から、望んでしたことは、一つもない。望まぬことばかりを、したくもないことばかりをして…」と懺悔を口にした。瀬名は「みんなも待っておりますよ。わたくしたちの白兎を」――。

 ブラックアウト(暗転)。時は永禄10年(1567年)。家康は25歳。幼き松平信康(寺嶋眞秀)と五徳(松岡夏輝)が祝言を挙げる日。数日前、織田信長(岡田准一)自ら選んだ3匹の鯉を、木下藤吉郎(ムロツヨシ)が届けた。織田・徳川両家の絆と繁栄の証しとして、1匹は信長、1匹は家康、1匹は信康を表している。

 その鯉が夜のうちに3匹とも姿を消し、魚の骨が見つかる。一体、誰が食べたのか。信長の耳に入れば…。岡崎城は大騒動。家康による犯人探しが始まった。

 鯉に目がない鳥居忠吉(イッセー尾形)が最も怪しい。家康は刀を振りかぶる。どうする、家康――。「大事な家臣を、鯉と引き換えにはできぬ」「鯉は所詮、鯉じゃ。食うて何が悪い」――。すべては家臣団の戯れ。信長の岡崎入りも嘘だった。家臣団は最初から家康が忠吉を手打ちにしないと信じていた。本多忠勝(平八郎)(山田裕貴)は「皆、よう分かっておるのでござる。殿というお人を、そのお心を」――。

 家臣団1人1人が礼を述べる。家康は「こちらこそじゃ。心より、感謝申し上げる」「わしは、幸せ者じゃな」と感涙。その思い出とともに、75年の生涯に幕を下ろした。

 忠次が音頭を取り、信康と五徳も皆と一緒に宴会芸「えびすくい」を踊る。

 瀬名「何とよき光景でしょう。こんなよき日は、二度ありましょうや。まるで戦などないみたい」

 家康「わしが成したいのは、今日この日のような世かもしれんな」「わしは信じるぞ。いつかきっと、そんな世が来ると」

 SNS上には「鯉の話。やっと秘密が明らかになったw」「唐突に『名探偵家康』始まったw」「さしずめ『徳川新喜劇』?w」「まさかの家臣団オールスター総出演」「泣いて笑って、いい最終回だったと思います」「みんな大好き『えびすくい』で大団円。『どうする家康』らしい終わり方」などの声が上がった。

 総集編は今月29日(後1・05~5・49)に放送される。

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