瀬奈じゅん 特別養子縁組で子どもを迎えたことを公表する理由「憶測や間違った情報が流れる事のないよう」

[ 2023年4月30日 16:39 ]

瀬奈じゅん
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 元宝塚歌劇団月組トップスターで女優の瀬奈じゅん(49)が29日、自身のインスタグラムを更新。特別養子縁組で娘を迎えたことを公表する理由を説明した。

 瀬奈は28日の投稿で、特別養子縁組で第2子となる女児を授かったことを公表。これは18年に息子を迎えたに続き、2人目となる。

 この報告への祝福の言葉に「皆様、たくさんの温かいコメント、本当にありがとうございます」と感謝。「誰であっても自分の出自を知る権利があるという事」「特別養子縁組は真実告知といって、早くから真実を伝える事が推奨されているという事」「戸籍上でも実子となりますが、特別養子縁組で実子になった事は戸籍を見れば分かるので、そもそも隠し通す事は出来ないという事」「表に出て、舞台というリアルタイムの仕事をしている私達にとって最大の懸念は『メディアやSNS等で曲げられた情報が息子や娘の目や耳に入る事』であるという事」と、あえて公表する4つの理由を明かした。

 瀬奈は「まだまだありますが、それらを踏まえ、憶測や間違った情報が流れる事のないよう、私達は公表し、息子と娘にも伝えています。そしてその行動により、より多くの方に特別養子縁組の『正しい知識』を知って頂き、息子や娘、特別養子縁組で家族になったすべての方が特別視されない世の中になればと思っています(特別養子縁組だけでなく、様々なカタチで家族になった方々も含めて)」とつづった。

 「ただ、5年前に公表した時とは違う、嬉しい変化がありました」とも。「『凄いね、立派だね』というお言葉ではなく『おめでとう!』というお言葉を多く頂いた事。有難い変化です!!」と5年前との変化を明かし、「私達家族を通して、特別養子縁組の『正しい知識』を知って頂けましたらもっと嬉しいです」と記した。

 「最後に、敬愛する白鸚さん演ずるラマンチャの男のお言葉をお借りします……『事実は真実の敵なり』『一番憎むべき狂気とは、 あるがままの人生にただ折り合いをつけてしまって、 あるべき姿のために戦わないことだ』 #特別養子縁組 #正しい知識 #家族のカタチ #多様性」と添えた。

 瀬奈は俳優の千田真司と12年に結婚。不妊治療を経て、特別養子縁組で息子を迎えたことを18年に公表した。翌19年には初エッセーとなる共著「ちいさな大きなたからもの~特別養子縁組からはじまる家族のカタチ~」(方丈社)も出版。教科書にも採用された。

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