円楽さん、30年前の粋なエピソード「腕相撲しようか」 手を開くと…プロレスラー大森隆男が明かす

[ 2022年10月1日 22:03 ]

プロレスラーの大森隆男
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 全日本プロレス所属のプロレスラー、大森隆男(52)が1日までに自身のツイッターを更新。9月30日、肺がんのため72歳で死去した落語家の六代目三遊亭円楽さんとのエピソードを明かした。

 プロレス好きで故ジャイアント馬場さん、元プロレスラーの天龍源一郎氏らとも親交があった円楽さん。大森は30年ほど前の宴席で、円楽さんから突然、腕相撲勝負を挑まれたという。「師匠が突然空いていた私の前の椅子に座り『大森君!腕相撲しようか?!』突然の申し出に躊躇(ちゅうちょ)している私にお構い無しに『俺結構強いんだよね!』」。

 躊躇しながらも円楽さんの手を握る大森。落語家と若手プロレスラーの腕相撲はあっさり勝負がついた。「『よーしはっけよい!』んっ?師匠の手に全く力が入ってない?!手の中に何か握っている? 師匠は力なく腕相撲に負けると『やっぱりプロレスラーはつよいなぁ!かなわないや!』そう言って席を立っていきました」。

 しかしその後、驚きの展開が。「その後自分の手を開くと折り畳まれた一万円札が。その後いくらお礼を申し上げても知らんぷり」と円楽さんの粋な気遣いを明かした大森。「その自然な振る舞い、粋、お心遣いに心を打たれました。30年位経った今でも忘れられません。謹んで御冥福をお祈り致します。合掌」と感謝とともに円楽さんを悼んだ。

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