宝塚雪組トップ娘役・朝月希和 退団公演「蒼穹の昴」開幕 「最後の瞬間まで成長する姿を見せたい」

[ 2022年10月1日 17:05 ]

 宝塚歌劇団雪組トップ娘役・朝月希和(あさづき・きわ)の退団公演「蒼穹の昴」が1日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。

 浅田次郎氏の同名ベストセラーを舞台化したもので、中国・清朝末期の紫禁城を舞台にした歴史大作。朝月は、トップスター彩風咲奈(あやかぜ・さきな)演じる改革派・梁文秀(リァン・ウェンシウ)を慕う、幼なじみの李玲玲(リィ・リンリン)を熱演した。貧しいながらも、激動の時代に自分の力で生き抜く力強さが求められる難役。「最後の瞬間まで成長する姿を見せたい」と誓っていた。

 さらに、彩風にとってはトップになって初めて挑む一本物の大作ミュージカル。前日の通し稽古でも「ここまで、来られましたのも皆様のお力があってこそです。(初日から)元気に駆け抜けて参りたいと思います」と誓い千秋楽までの熱演を誓った。

 同作は西太后や伊藤博文など、歴史上の人物も多数登場。6人もの専科が出演してがっちり脇を固め重厚な作品に仕上がり客席を引きこんでいた。公演は11月7日まで。東京宝塚劇場は11月26日~12月25日。

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2022年10月1日のニュース