EXIT兼近「24時間マラソン」笑顔で走ったワケ 不遇の時代胸に「“楽しめない人”もいるってことを」

[ 2022年8月29日 22:55 ]

EXITの兼近大樹
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 お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹(31)が29日放送の「完全密着!24時間テレビのウラ側」(月曜後9・00)に出演し、「24時間マラソン」で笑顔を絶やさなかった理由について語る場面があった。

 本格的な運動は約16年ぶりだという兼近。本番当日には、何度も苦しんだ場面もあったが、笑顔で声援に応え続けた。その理由について聞かれると、兼近は不遇だった自身の人生について語り始めた。

 「親も、じいちゃん、ばあちゃんも全員貧乏なんですよ。その連鎖の中にいるのは、すぐわかることで。社会のせいなんだと思ってました。“世の中がこれを作り上げているんだ”っていう恨みはありました。自分の人生も、人の人生もどうなってもいいと思ってました」。

 「暴力的な行為に出ちゃったり、人を傷つけることが増えていって。“俺の力で願いを叶えました”って優越感に浸っていて、そういうときが結構続きましたね。その途中で人の何かを壊してきたことに気づいて、後悔に変わりましたね」と、振り返った。

 中学時代も勉強に付いていけず、卒業後はそのまま働くも長続きはしなかったという兼近。その後、お笑い芸人を目指し、りんたろー。と共に大ブレークを果たした。しかし、今でも「僕が出来なかったことをみなさんがやってくださってるから、たまたまここにいる状況なんです。それを身にしみてるんです」と、謙虚な思いは忘れないようにしているという。

 「楽しいことをやってる中で“楽しめない人もいる”ってことを知らせる、ピエロの役目だなと思っていて。こんな見た目のヤツが“なんで走ってんだろう?”って思って欲しい」と自身の笑顔を通じて、人々に何かを感じ取ってもらえれば、と話していた。

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2022年8月29日のニュース