藤井王位 豊島竜王との王位戦第3局は66手目を豊島が封じる 豊島は“マイ”座布団持ち込んで必勝態勢

[ 2021年7月21日 19:00 ]

お~いお茶杯第62期王位戦第3局で初手を指す藤井聡太王位(手前右)。同左は豊島将之竜王=21日午前9時1分、兵庫県神戸市北区有馬町の「中の坊瑞苑」(代表撮影)
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 藤井聡太王位(19)=棋聖と2冠=に豊島将之竜王(31)=叡王と2冠=が挑む第62期王位戦7番勝負第3局は21日、神戸市の「中の坊瑞苑」で藤井の先手で始まり、豊島が66手目を封じて1日目が終了した。午後6時、立会人の谷川浩司九段(59)が「6時になりました。次の一手を封じてください」と促すと、即座に「封じます」と豊島が応じた。消費時間は持ち時間8時間のうち、藤井が3時間44分、豊島が3時間37分。

 戦型は先後逆ながら第2局に続く角換わり。藤井が「三田牛と淡路玉葱(ねぎ)焼き膳」、豊島が「国産うな重膳」を注文した昼食休憩までに1日目午前の進行としては異例の早さと言える54手まで進んだ。ところが午後は一転スローペース。藤井が対局再開の55手目に45分、豊島も60手目に1時間14分、64手目に48分と長考を連発。12手しか進まなかった。

 現地入りした両者が盤駒をチェックした対局場検分後の前日会見。豊島は「前局は逆転負け。気持ちを改めて自分らしく積極的な将棋を指せたら」と語った。今回、対局で使う座布団を、小豆色の中の坊瑞苑のものではなく、大阪市福島区の本拠地・関西将棋会館から主催者に依頼してグレーのものを持ち込んだ。

 「(普段と)同じものを使った方が足にもいいらしいので」。対局場がある有馬温泉まで中国自動車道を使えば距離37キロ、所要時間40分。兵庫県尼崎市在住の豊島にとっては愛知県瀬戸市在住の藤井より有馬温泉も「ホーム」と言えたが、より一層の対局環境にこだわった。

 4年連続8割超えの勝率を残す藤井には及ばないが、豊島も・687の通算勝率を誇る。ただ、関西将棋会館での勝率はさらに上がり・716まで上昇。座布団へのこだわりもうなずける。

 1勝1敗から先行するのはどちらか。22日午前9時から再開される第3局は夕刻、終局予定。

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