“貴族”佐藤天九段、王将リーグ参戦決定 123手で糸谷八段を破る 王将戦2次予選2組決勝

[ 2020年8月25日 18:55 ]

2期ぶりの挑戦者決定リーグ入りを決めた佐藤天彦九段(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)2次予選2組決勝が25日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、佐藤天彦九段(32)が123手で糸谷哲郎八段(31)に勝利し、2期ぶり3度目の挑戦者決定リーグ入りを決めた。

 激戦必須の難関リーグ最後の1枠には“貴族”の異名を持つ佐藤が名乗りを上げた。この日もお気に入りのファッションブランド「アン・ドゥムルメステール」のスーツに身を包み、真夏日の対局とは思えぬ涼やかな表情を見せた。しかし、リーグのメンバー表を手に取ると表情は一変。「常に厳しいリーグですけど今期は特に厳しい印象ですね。旬の藤井さんを筆頭に強豪がそろったと思います」と警戒した。

 奨励会入会同期の糸谷との一戦。戦型は糸谷の得意戦法の一手損角換わりの将棋となった。「序盤ではあまり認識のない手を指されたり、中盤はこちらの攻めが軽い形になってしまったのかなと思っていました。形勢自体は(69手目)▲2三不成、△同金、▲2五桂らへんがこちらからすると味の良い手で、このあたりで良くなったのかなと思いました」と振り返った。

 第70期王将戦挑戦者決定リーグは、9月開幕予定。昨期シードの広瀬章人八段、豊島将之竜王、藤井聡太二冠、羽生善治九段に加え、予選突破者の永瀬拓矢二冠、木村一基九段、佐藤の豪華7人の総当たりで渡辺明王将(名人、棋王との3冠)への挑戦権をかけて競われる。

 注目の藤井二冠とは過去2戦2敗。「前回の棋聖戦予選では中盤が非常に難しい将棋で、そこで藤井さんの読みの深さというのを実感させられて完敗という感じでした。今の藤井さんに対して良い勝負をするのは大変なことなんですけど、その反省も踏まえてしっかり準備して充実した将棋を指したい」と柔らかな笑みで再戦に期待を寄せた。

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