藤井棋聖、4連勝で2冠なるか 木村王位との対局始まる

[ 2020年8月19日 09:34 ]

午前9時に福岡市の大濠公園能楽堂で始まった第61期王位戦7番勝負第4局で対局中の木村一基王位(右)と藤井聡太棋聖(提供・日本将棋連盟)
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 木村一基王位(47)に藤井聡太棋聖(18)が挑む第61期王位戦7番勝負第4局が19日午前9時、福岡市の大濠公園能楽堂で始まった。

 3連勝で2冠目に王手をかけている藤井が8時43分、一足先に入室した。白っぽくみえる薄い緑がかった羽織りに内側の和服も縞模様入りの白という、爽やかな印象を与える出で立ちで登場。マスクは使い捨てのものだった。一方、防衛へ向けて後がなくなっている木村は9分遅れて登場。黒い大きなマスク姿が印象的だ。

 定刻を迎え、先手の木村は1分間、目を閉じて瞑想してから飛車先の歩を突いた。後手の藤井はグラスに注いだ冷たいお茶を3口飲んでから、落ち着いた様子で同じく飛車先の歩を付いた。

 この日の福岡市の最高気温は35度を超える予想。対局場は冷房が効いているが、外の暑さに負けない熱い戦いが繰り広げられそうだ。

 持ち時間は各8時間。昼食休憩を挟み、初日のこの日は午後6時に封じ手となり、20日に指し継がれる。

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2020年8月19日のニュース