藤井棋聖、勝てば2つの最年少記録を更新 61期王位戦7番勝負第4局「自然体で臨みたい」

[ 2020年8月19日 05:30 ]

大濠公園能楽堂での対局場検分に臨んだ木村王位(右)と藤井棋聖(日本将棋連盟提供)
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 将棋の最年少2冠と八段昇段を目指す藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に挑む61期王位戦7番勝負第4局が19、20の2日間、福岡市中央区の大濠公園能楽堂で指される。

 藤井は17日に福岡入りし、午後3時ごろから木村とともに対局室を検分。その後、場所を移した会見で意気込みを語った。

 怒とうの3連勝で2冠に王手をかけている。勝てば羽生善治九段(49)が持つ最年少2冠(21歳11カ月)、加藤一二三・九段(80)の保持する最年少八段(18歳3カ月)の記録をともに上回るが「意識することはない。自然体で臨みたい」と淡々と語った。

 また、連日猛暑が続いていることについては「暑いのは苦手」と吐露。ただ、「外へ普段通り出るのは難しいですが、対局は室内で行われ、涼しいので気になることはない」と体調面では全く心配がないとした。

 一方、会見に出席した小学生記者から、昔は足が速かったことに関する質問が飛ぶとドギマギ。「年下記者がいることは予想外。驚きもあったが、自分としては新鮮な気持ちになれました」と語り、笑顔を見せていた。

 持ち時間は各8時間。開局は19日午前9時。

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2020年8月19日のニュース