20年大河「麒麟がくる」例年より少ない全44回放送 五輪・パラで計5回休止

[ 2020年1月16日 17:28 ]

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」初回完成試写会に登壇した主演の長谷川博己
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 俳優の長谷川博己(42)が主演するNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(19日スタート、総合、日曜後8・00)の初回完成試写会が16日、東京・渋谷の同局で行われ、放送回数は全44話と決定したことが発表された。

 昨年放送の「いだてん~東京オリムピック噺~」、18年「西郷どん」とも全47話だったため、「麒麟がくる」は例年よりも少ない話数となる。放送開始日の遅れが影響しているのか?との問いに、落合将チーフプロデュサーは「それもないと言ったらウソになる」と苦笑しつつも「五輪をどうするかは最近まで検討していて、その結論がようや出た。なおかつ2週間遅れたということも鑑み、全44回に最近決まりました」と説明した。

 実際には五輪で3週間、パラリンピックで2週間、大河ドラマの放映は休止する形となる。初回は75分の拡大版となるが、それ以降の拡大版の放送などは「最後のほうにどうなるか、そこまで脚本も進んでいないので、これから」とした。

 同作は昨年6月にクランクインし、既に10話を撮り終えていたが、濃姫役で出演予定だった沢尻エリカ被告(33)が同11月16日に麻薬取締法違反罪で逮捕。NHKは同21日に沢尻被告の降板を発表し、川口春奈(24)を代役として同12月から取り直しを始めたが、間に合わず、当初の予定だった5日スタートから2週間遅らせ、19日スタートとなっていた。

 「麒麟がくる」は大河ドラマ59作目。第29作「太平記」を手掛けた池端俊策氏(73)のオリジナル脚本で、大河としては智将・明智光秀を初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを照らす。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。第1回「光秀、西へ」は30分拡大で19日に放送される。 

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