【今夜6月23日のいだてん】第24話 第1部完結!外苑競技場は避難所に 四三は復興運動会発案

[ 2019年6月23日 08:00 ]

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」第24話。東京市長・永田秀次郎(イッセー尾形、左)に、神宮外苑競技場を避難所として提供すると申し出る嘉納治五郎(役所広司、右)(C)NHK
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(48)がダブル主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)は23日、第24話「種まく人」が放送される。

 関東大震災により、東京は壊滅状態に。治五郎(役所広司)が作った神宮外苑競技場は避難所として人々を受け入れ、そこで富江(黒島結菜)ら女学生が傷ついた人々の救済に尽力する。四三(勘九郎)は心配する熊本のスヤ(綾瀬はるか)や幾江(大竹しのぶ)の元にもわずかな時間帰省。援助物資として食料を譲り受ける中、神宮で復興運動会を開催し、スポーツで人々を元気づけるアイデアを思いつく。そして「復興節」の歌が流行り、孝蔵の落語が疲れ切った人々に笑いをもたらす。

 大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(48)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。“近現代大河”は86年「いのち」以来33年ぶり。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じる。主演リレーは00年「葵 徳川三代」以来19年ぶりとなる。

 「昭和の大名人」と呼ばれる落語家・古今亭志ん生(1890~1973)が物語をナビゲート。志ん生役にビートたけし(72)、若き日の志ん生・美濃部孝蔵役に俳優の森山未來(34)を起用。志ん生の視点が加わることにより、ドラマは重層的になる。

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