藤井聡太七段、三度目の正直で王将戦初2次予選進出!勝率7割の千田七段撃破

[ 2019年6月23日 05:30 ]

王将戦1次予選4組決勝で千田翔太七段に勝ち、感想戦で対局を振り返る藤井聡太七段
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 将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太七段(16)が22日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の1次予選4組決勝で千田翔太七段(25)に91手で勝ち、初の2次予選進出を決めた。

 大事な一局で藤井は新境地を開拓。振り駒で先手となり、初手は角道を開ける[先]7六歩。基本中の基本とされる初手だが、居飛車党で先後いずれもほぼ飛車先の歩を突く藤井にとっては17年10月以来の珍しい初手だった。3手目[先]6八銀も矢倉の定跡だが、藤井が公式戦で指したのは初めて。先手矢倉の選択を「公式戦では初めてかもしれないけど、練習で指すことはある。一つの有力な戦法と考えているので」と説明した。

 中盤戦では、右銀で飛車先の突破を狙う「棒銀戦法」を採用した。ひふみんこと加藤一二三・九段(79)が得意とし、初心者にも親しまれるクラシカルな戦法で、端から敵陣突破に成功。その後は千田の反撃を受け止めると、最後は20手を超える連続王手での詰み手順を読み切った。

 千田は順位戦B級1組に在籍し、通算勝率7割を超える若手の強豪。コンピューター将棋に精通していることでも知られ、奨励会時代の藤井にソフトでの研究を勧めたのも千田だった。その千田が見せたのは、王を中央に寄せる変則的な囲い。藤井は「端を攻めた時に王が遠く、距離感がつかみづらかった」と話しながらも、柔軟な対応で快勝した。

 過去2度阻まれた1次予選の壁を3度目の出場で乗り越えた。2次予選も突破すれば、トップ棋士が集い、8大タイトル戦予選の中でも最難関とされる王将リーグ進出となる。「リーグ入りを目指して頑張っていきたい」と次の目標を定めた。f

 ▽渡辺王将への挑戦権への道 今期の王将戦1次予選は7組まであり、各組勝者7人が2次予選(例年8~9月)に進出する。予選開幕時のタイトル保持者、順位戦A級在籍者ら11人が加わり、18人が6人ずつ3組に分かれてトーナメントを戦う。今期は羽生善治九段(48)や佐藤天彦九段(31)らが参戦。シード権のない藤井が2次予選を突破するには3勝が必要になる。各組の勝者3人は、前王将の久保利明九段(43)、前期上位の豊島将之3冠(29)ら4人が加わる7人総当たりの挑戦者決定リーグ戦(9~11月)に進出。この勝者が来年1月に開幕する7番勝負で、現保持者の渡辺明王将(35=2冠)に挑戦する。

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