安藤サクラ「日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞に涙 子育てと女優業の両立に葛藤も…

[ 2019年3月1日 22:57 ]

女優の安藤サクラ
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 「第42回日本アカデミー賞」の授賞式が1日、都内で行われ、最優秀主演女優賞に「万引き家族」(是枝裕和監督)で安藤サクラ(33)が選ばれた。

 長女を出産後初の出演作。「子供を抱えながら映画の現場に行って。映画も大好きだけど、子育てもする戸惑いというか葛藤、罪悪感を持ってしまったときもありました。その思いと、自分が母性を持って向き合った役が重なっていて。撮影中は、そうは思わなかったのですが、是枝監督が拾ってくださったんだなと思うと、この作品にあのタイミングで出会えてことに縁を感じています」とコメント。

 最優秀主演女優賞が決まると、安藤は深々と頭を下げ涙。「子育ても映画も全力でなければならない。どうバランスを取ればいいか悩みました」と自身の葛藤を赤裸々に告白。「でも、今日この場に来て、本当に素晴らしい先輩方の姿を見て、やっぱりどうしたって映画の世界の方には憧れを抱いてしまうんだなと自覚しました。ずっとずっとモヤモヤしていたのですが、素晴らしい賞をいただいたので、自分の中で決着をつけて、まだ映画の世界に戻ってきたいと思いました。本当にありがとうございます」と新たな決意を述べた。

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2019年3月1日のニュース