「なつぞら」井浦新、染谷将太、まゆゆ、伊原六花、小手伸也が朝ドラ初出演!アニメーション編キャスト発表

[ 2019年3月1日 15:00 ]

「なつぞら」で朝ドラ初出演が決まった(左上から時計回り)井浦新、渡辺麻友、小手伸也、伊原六花、染谷将太
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 NHK連続テレビ小説100作目となる次期朝ドラ「なつぞら」(4月1日スタート、月〜土曜前8・00)の新キャストが1日発表され、俳優の井浦新(44)俳優の染谷将太(26)元AKB48の女優・渡辺麻友(24)女優の伊原六花(19)俳優の小手伸也(45)がいずれも朝ドラ初出演を果たすことが分かった。

 記念の朝ドラ100作目に、またも豪華キャストが集結。「アニメーション編」追加キャスト10人のうち、5人が朝ドラ初挑戦という顔ぶれになった。

 女優の広瀬すず(20)がヒロインを務め、2003年後期「てるてる家族」に続く朝ドラ2作目となる脚本家・大森寿美男氏(50)が手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 「アニメーション編」は、漫画映画(=アニメーション)に夢を抱いたなつが日本初の長編アニメーションの制作に参加。6万枚を超える動画を、数百人の規模で完成に導く前例のない大プロジェクト。じいちゃん(草刈正雄)の教え“開拓者魂”を胸に秘め、なつはアニメスタジオ「東洋動画」の個性あふれる仲間とともに、アニメーションという新たな大地を切り開く。

 井浦が演じるのは、東洋動画アニメーターのリーダー・仲努(なか・つとむ)。日本初の長編アニメーションの作画監督として活躍。穏やかな物腰で人望が厚く、かわいらしいキャラクターデザイン、繊細な表現を得意とし、周囲から師と仰がれる。漫画映画に純真な思いを抱くなつを気に入り、アニメーションの世界に誘う。

 井浦は「物心ついた時から見ている連続テレビ小説に、100作目という節目で初めて参加することができ、うれしいと同時に背筋が伸びる思いです」と心境。「仲は、なつの才能を見いだし、東京へ導く存在でもあるので、北海道から東京への物語の橋渡し役でもあると思います。なつのアニメーターとしての成長を、いつも温かく見守っているように演じていきたいです。なっちゃんが持ち前の開拓魂で、アニメーターの道のりに粘り強く挑戦していく姿と、それを見守る東洋動画の面々との関係性を楽しんでいただければうれしいです」と意気込んでいる。

 染谷が演じるのは、抜群の画力で入社したなつの後輩アニメーター・神地航也(かみじ・こうや)。好きなことについては話が止まらない情熱的な性格で、東洋動画所属の監督見習い・坂場(中川大志)とはいつも息が合う。新人ながらも歯に衣着せぬ物言いで周囲を圧倒し、既成概念にとらわれない発想でアニメ表現を革新していく。

 染谷は「初めての朝ドラ出演が100回記念の『なつぞら』。このうれしさをかみしめております。そして、この作品の中で神地航也という素敵なキャラクターで生きられることに興奮しながら、日々撮影に挑んでおります」と喜び。「主人公・なつの成長、日本が誇るアニメーション映画を確立させた人々の奮闘、あの時代にしかないきらびやかなエネルギーと活力。自分もオンエアを見るのが今から楽しみでしかたありません」と心待ちにしている。

 渡辺が演じるのは、絵を描くのが大好きな、眼鏡をかけたおっとり女子・三村茜(みむら・あかね)。漫画映画をよく知らず、東洋動画には見習いとして就職、次第にその面白さに惹かれる。なつと一緒に社内試験を受け、繊細な絵が評価され、なつより一足先に合格し、正式にアニメーターとなる。

 渡辺は「いつか朝ドラに出演することを目標としていたので、お話を頂いた時はとてもうれしかったです。自分なりに演じられるよう精いっぱい努めて参りたいと思います」と念願が叶い「主演の広瀬さん演じるなつと年の近い同僚ということで、なつに寄り添いながらも日本アニメーション草創期の中で活動した1人の女性として作品を盛り上げていきたいです」と張り切っている。

 「バブリーダンス」で注目された大阪府立登美丘高校ダンス部の元主将・伊原が演じるのは、高校卒業後、絵が好きという理由だけでアニメーションのことは全く知らずに東洋動画に入社する森田桃代(もりた・ももよ)。通称「モモッチ」。セル画の彩色を担当し、なつの親友となる。なつからアニメーションの面白さを教えられ、その魅力に取り付かれる。

 伊原は「本当に幸せです。ぜいたくで素敵な環境の中でたくさん勉強して、精いっぱい頑張ります。私が演じる森田桃代ちゃんは、おしゃべり、うわさ話が大好きな女の子です。なっちゃんと出会って心動かされ、共に成長していきます。会えたらホッとして、心が軽くなるような親友、相談相手としても寄り添えたらなと思っています。視聴者の皆さんにも『モモッチ』と呼んでもらえるような、親しみあるモモッチを演じたいです。是非、楽しみにしていてください」と呼び掛けた。

 昨年4月期「コンフィデンスマンJP」、10月期「SUITS/スーツ」と立て続けにフジテレビの看板ドラマ枠「月9」にレギュラー出演、一躍ブレークを果たし“シンデレラおじさん”と呼ばれる小手が演じるのは、仲(井浦)とともに作画監督としてアニメーターたちを引っ張る2トップの1人・井戸原昇(いどはら・のぼる)。芸術家肌の仲とは対照的に、驚異的なスピードで上質な作画を仕上げる実務家肌。大柄な体格ながらも繊細な心の持ち主で、個性派アニメーター集団をうまく束ねる。

 小手は「去年からさまざまな媒体で『今後の夢は?』という質問に対し『ズバリ“朝ドラ”です!』と答えてはいたのですが、まさかこれほど早く実現するとは光栄の至りです」と感激。「現場では『真田丸』でお世話になったスタッフさんも多く、初めての朝ドラの割にはずうずうしくも久々に訪れた親戚の家のようにリラックスさせて頂いてます(笑)。見た目も含め、かなりインパクトのある役としてやらせていただいています」と個性派の本領を発揮する。

 他に貫地谷しほり(33)中川大志(20)麒麟・川島明(40)木下ほうか(55)角野卓造(70)の出演が発表された。

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