キンプリ岩橋、また活動休止…パニック障害入院加療 事務所が発表

[ 2019年3月1日 05:30 ]

「King&Prince」
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 パニック障害による休業から活動を一部再開すると発表した「King&Prince」の岩橋玄樹(22)が、症状が再度不安定な状況に陥ったとして再開を見送ると28日、所属のジャニーズ事務所が発表した。岩橋は2月下旬から入院加療に入り、復帰の時期は未定という。グループは当面、残る5人で活動する。

 先月17日、昨年11月から休止していた活動を順次再開すると発表したばかりだった。ジャニーズは「発表を短期間で変更することとなり、ご迷惑とご心配をおかけする結果となりましたことに心よりお詫(わ)び申し上げます」と謝罪した。

 いったん活動再開を発表した経緯について「時期尚早であるというご意見もございました」と明かした。一方で、回復状況に合わせ本人の希望をかなえていくことが治療において重要だという医師の意見を受け、本人や家族も交えた話し合いの結果「希望を断つことがマイナスに作用することを懸念し、緩やかに活動再開する方法論を模索した結果」と説明した。

 しかし病状は悪化。ジャニーズはこの日「岩橋が心身の健康を取り戻すことが最優先」と治療専念を発表した。

 岩橋は今月20日に発売を予定していた新曲「君を待ってる」のレコーディングやジャケット写真、ミュージックビデオの撮影に参加していたが、音楽関係者によると、再度の活動休止発表を受けて全て白紙に。新たに他の5人で制作し直すため、新曲の発売を4月3日に延期することも発表された。

 医療ジャーナリストの森田豊氏は「パニック障害は、早期に生活を元に戻せば戻すほど再発のリスクは高い」と指摘。「最低でも半年から1年間は治療に専念するのが望ましいとされている」と話した。岩橋は、昨年5月のCDデビュー曲「シンデレラガール」がいきなり80万枚超を売り上げた大型アイドルグループの「カワイイ担当」。完全回復と復帰が待たれる。

 ▼パニック障害 突然訪れる恐怖感や強い不安によって、激しい動悸(どうき)やめまい、呼吸困難などの発作が生じる。本人は死の恐怖を感じるほどのつらさを覚えるが、検査をしても体に異常がない。発作は時間とともに回復するが、一度治まっても繰り返し起きる。原因は解明されていないが、危険を感じる場面に遭遇したとき、神経機能に異常が生じるとみられており、およそ100人に1人が発症するといわれる。

 ◆岩橋 玄樹(いわはし・げんき)1996年(平8)12月17日生まれ、東京都出身の22歳。10年にジャニーズ事務所に入所。13年のフジテレビ系「幽かな彼女」でドラマデビュー。CDデビュー前には、雑誌「Myojo」の恒例企画「恋人にしたいジャニーズ?」で5年連続1位。1メートル65。血液型O。

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2019年3月1日のニュース