志田未来 耳の不自由な妊婦役「14才の母」から11年…24歳の母に

[ 2017年9月29日 05:30 ]

TBSドラマ「コウノドリ」で生まれつき聾唖の妊婦という難役を演じる志田未来(C)TBS
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 女優の志田未来(24)が、「24才の母」になる。10月13日放送のTBSドラマ「コウノドリ」(金曜後10・00)の第1話に、耳が不自由な妊婦役で出演。06年の初主演作「14才の母」(日本テレビ)から11年、2度目の出産に挑んだ。

 綾野剛(35)演じる産婦人科医でピアニストの鴻鳥サクラが、出産を通じて命と向き合い、成長していく物語。第1話でサクラのもとへ診療に訪れるのが、生まれつき聾唖(ろうあ)者の妊婦・早見マナ(志田)。同じく耳が聞こえない夫と支え合って暮らしているが、両親に心配されてばかりで、心の奥底で不安を抱えている女性だ。制作側は「言葉で語らず、喜びや悩みなどさまざまな心情を表情で表現できる方」と起用理由を説明した。

 役作りでは、出産経験のある耳が不自由な女性を取材。「耳が聞こえないことが当たり前だったから、不利と思ったり、大変に感じなかった」と聞き「マイナスな気持ちを背負って演じないようにした」と明かした。

 出世作となった「14才の母」の出演当時は13歳。「想像で演じるしかなく、母や周りの出産を経験している方に話を聞いていたことを思い出しました」と振り返った。とはいえ現在も出産は未経験で、今回も想像を働かせた。

 11年前はおなかに物を詰めても、しぐさや動きが分からずに注意されることもあった。今回は自然にでき、「経験が体にまだ染み付いているのかな」と実感した。24歳となり母になる友人も増え、「年齢的にも出産というところが身近になってきたので、だからこそ命の重みを考えるようになり、実感しながら演じました」と話した。

 ◆「コウノドリ」 原作は「モーニング」(講談社)で連載中の鈴ノ木ユウ氏の同名漫画。15年10月期に第1弾のドラマが放送され、今作は1年半後を舞台に描く。前回の最高視聴率は12・6%。

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