5歳の天才ゴルファー・須藤弥勒 父の覚悟と献身 親子で目指す世界一

[ 2017年9月29日 07:00 ]

指導する父・憲一さんと弥勒ちゃん(C)TBS
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 わずか5歳にしてトップゴルファーへの登竜門「世界ジュニア選手権」への出場権を勝ち取った天才ゴルファー・須藤弥勒(みろく)ちゃん。「これだけの才能を埋もれさせたら、後悔が残る」。30日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)で、父・憲一さん(43)と親子二人三脚で世界一へと突き進む、戦いの日々を追った。

 身長1メートル8。自分の背丈とほぼ変わらないクラブを使い、目いっぱい振り抜く。2歳からゴルフを始め、競技歴は3年だが、大人が見ても惚れ惚れするスイング。平均120ヤードを放つドライバーショットやパッティングを武器に数々のジュニア大会を制覇してきた。

 指導しているのはコーチでもある憲一さん。「やらせているというよりは、本人が好きなので。振り込みをしている時は、多いと2000球近く。そのおかげでうまくなりました。やっぱり練習、すべて練習ですね」。厳しい練習に弥勒ちゃんが泣き出すこともあるが、心を鬼にして指導。父娘でゴルフに取り組んでいる。

 弥勒ちゃんの名前には、仏のさとりを得ようと努力する弥勒菩薩のように、何事にも努力する人生を歩んでほしいとの思いが込められている。実は憲一さんは、新潟県で28代続く寺の長男。大学は東京大学に進学し、大学院では仏教を研究していた。「目標を設定しないで、ただ生きていると、漠然に終わっちゃう」。どんな夢でもいい…。そして、そこに才能を見出せれば、徹底して伸ばしてやりたい。それが父親の使命だと考えていた。

 ピアノやスケートなどさまざまな習い事に通わせ、どこに才能が眠っているか時間をかけて探した。「一番大切だったのが、本人が興味あること。そして興味のある中でも、才能が感じ取れるか、取れないか。あと、本人がやっていて楽しそうだったか。この3つですね」。

 そんな中、弥勒ちゃんが興味を示したのがゴルフ。1歳になった頃、おもちゃのクラブを与えたところ、毎日のようにボールを打ち続けた。3歳で約40ヤード先の三角コーンを狙い打つ、正確無比なショット。「これだけの才能を埋もれさせてしまったら、すごく後悔が残る。育てるのが、私のひとつの人生の役割じゃないか」。娘の才能を伸ばすと決めた瞬間だった。

 意識を高く保つため、17歳から5歳までの子どもが出場できる、世界ジュニア選手権出場を目標に設定。タイガー・ウッズは8歳だったジュニア時代に同大会を制覇。狙いを、世界一に定めた。

 ゴルフは週末に仲間と楽しむ程度だった憲一さんは、トレーニング方法から、ルールなど基礎知識を徹底的に勉強。自宅の隣にあった土地を購入し、練習場を手作り。パッティングやティーショットなど、ほぼ全ての練習がこなせる環境も整えた。練習は多い日で1日10時間にも上った。

 努力は実を結び、世界切符をかけた予選会で優勝。2位に31打差をつける圧倒的な勝利で、挑戦権をつかみ取った。そして迎えた7月の本戦。優勝すれば史上最年少優勝。憲一さんが見守る中、幼い少女の戦いが始まる―――。

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