「真田丸」中川大志 先輩・内野聖陽とピリピリ?「絶対に負けない」

[ 2016年11月6日 08:00 ]

大河ドラマ「真田丸」で豊臣秀頼を演じる中川大志(C)NHK

 NHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)で豊臣秀頼役が話題を呼ぶ俳優の中川大志(18)。第38話「昌幸」(9月25日放送)で鮮烈な初登場を果たして以来、聡明ながらも繊細な若殿を全力で表現している。豊臣家最後の当主としての苦悩や、強大な敵・徳川家康を演じる俳優の内野聖陽(48)への思いを明かした。

 第43話「軍議」(10月30日放送)では、いよいよ家康の軍が大坂城に迫る中、京へ攻め込むという主人公・真田幸村(堺雅人)の大胆な策に乗ることを一度は決断。しかし秀頼の身を案ずる実母・茶々(淀、竹内結子)の固い意志に阻まれて籠城戦を余儀なくされてしまった。

 「いろいろ背負っている中で一番大きなものは、やはり母上の存在だと思っています。大坂城のトップとして強くなければいけない、自分にすべてが託されているんだ、ということを信じて疑わなかったと思うんです。それでも見えないところで母上をはじめとした大人たちが動いていて、それを秀頼自身が知っていった時、すごく悔しかったり、ストレスの要因になっていたのかなと思います」と苦悩を思いやった。

 「やっぱり(母の)愛情が行き過ぎるがゆえのプレッシャーは計り知れなかったんじゃないかな…。ただ、それを表に出さない強さ、内側でいろいろと葛藤しながらも真っすぐ立っていなければならないという秀頼の強さもあると思うんです」

 秀頼の強さを象徴するのが、第38話で家康と二条城で対面したシーンだった。威風堂々とした佇まいは家康や名参謀・本多正信(近藤正臣)を唸らせ、それに脅威を感じたからこそ家康は秀頼討伐を決意する。

 「家康に危機感や焦りを与える一番肝になるシーンなので、撮影の前日からすごく緊張していました。ただ緊張の中でも“やってやる”という気持ちがありました。あの空間で家康と対面した時に“始まるな…”と思う反面、“やっぱ怖いよな”と思いました」と様々な思いが心中を巡った。

 「(会見の部屋までの)廊下を歩いている瞬間ですら自分にとってはすごく怖くて、‟秀頼すごいじゃん“と思いましたね。だから空気感にのまれないようにしました。楽しかったですが、一番印象に残っているシーンですね」

 中川にとって内野は所属事務所の先輩にあたる人物。初対面は内野がかつら合わせでスタジオに来ていた時で、「真田丸」の吉岡和彦プロデューサーによると「現場はただならぬ緊張感に包まれていた」という。

 「事務所の先輩でもあるんですが、内野さんは家康として見ているので、作品が終わった後にお話できたら」と苦笑い。「撮影がすべて終わった後に語り合えたら、うれしいなと思います。でも『本気でぶつかって来い』と撮影が始まる前に言っていただいたので、絶対に負けないぞという気持ちがありました」と全力で演じ切った。

 「秀頼は頭は良いんですが、頭が良すぎるわけではなかったのかなと思います。本当に頭が良かったら、ひと芝居を打って間抜けな殿に仕上げたかもしれないけど、秀頼は真面目で真っすぐな青年で、豊臣家の代表として強く振る舞った結果、家康がああいうふうに感じて大坂の陣に至ったのかなという感じです」と聡明だったがゆえの悲劇的な結末を嘆く。

 「本当に堂々として凛々しい青年で、もちろん人から慕われるようなカリスマ性もあるキャラクターなんですが、内側の繊細な部分や葛藤を抱えている顔を回を追うごとに徐々に出せていければなと。そうすれば豊臣家の滅亡に向かっていく様が分かりやすいんじゃないかなと思っています」。悲しくも魅力的な秀頼像を最終回まで全力で表現する。

続きを表示

「美脚」特集記事

「嵐」特集記事

2016年11月6日のニュース