肝付兼太さん“最後の肉声”放送 声優人生を回顧 最後はじゃじゃ丸の声

[ 2016年11月6日 11:20 ]

声優の肝付兼太さん

 NHKラジオ第1「ラジオ深夜便」(月~日曜後11・15~前5・00)が6日に放送され、午前4時台の「シリーズ【時代を創った声】」に、アニメ「ドラえもん」でスネ夫の声など数々の個性的な脇役で知られ、10月20日に死去した声優の肝付兼太さん(享年80)が登場。肝付さんの最後の仕事で“最後の肉声”がオンエアされた。

 肝付さんは約40分にわたり、番組ディレクターのインタビューに応じ、自身の声優人生を語った。収録は9月19日に行われた。亡くなる1カ月前だったが、軽妙なトークを披露した。

 1979年4月からテレビ朝日「ドラえもん」でスネ夫役を担当。声優陣を一変した2005年3月まで約26年間も演じ、ハマリ役となった。

 スネ夫役については「26年続けてやっているうちは、もう自分もスネ夫になり切ったような感じ。いざ終わるといった時、えらく寂しかったですね。だから、やっぱり好きになっていましたね」とし、声優陣を一変した際には「最初はテレビを見るのも、ちょっと嫌だった」と苦笑い。ただ「皆、達者な人ですから、違和感はなかったです」と振り返った。

 スネ夫の有名なセリフ「のび太のくせに生意気だ!」は「考えて考えて出たわけではなく、ヒュッと出たんですよね。ちょうど(藤子不二雄)先生がいらしていて、手を叩いて喜んでくれた。活字通り、そのセリフを言葉にしなきゃいけないとか、そうじゃなく、もっともっと自由なイメージを持たないと、アニメーションって膨らまないんですよね。(アドリブは)番組を壊す場合もありますから、その選択肢はある程度しっかりやらないと、デタラメになっちゃう。デタラメだとダメなんですよね」とアドリブだったという“秘話”を明かした。

 今後については「昔ながらのラジオドラマをやりたいです。テレビドラマには負けないと思います」と語っていた。

 最後はNHK Eテレ「おかあさんといっしょ」内の人形劇「にこにこぷん」の主人公の1人・じゃじゃ丸の声で「もうそろそろ朝だにゃ」とメッセージを送った。

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