神戸「鉄人28号モニュメント」お色直し セレモニーに500人

[ 2016年11月6日 15:03 ]

塗装し直して明るいコバルトブルーとなった神戸・JR新長田駅前の「鉄人28号モニュメント」

 神戸・長田地区のランドマークとして人気の「鉄人28号モニュメント」がリペイントされ、5日、神戸市長田区のJR新長田駅前にある若松公園鉄人広場でお披露目セレモニーが開催された。セレモニーには約500人の市民が集まった。

 同モニュメントは09年10月に完成。神戸市出身の漫画家・横山光輝氏(04年4月死去)の作品で地元を盛り上げるため、地元商店街が中心となってNPO法人「神戸鉄人プロジェクト」を立ち上げ、震災復興と地域活性化のシンボルとしての期待を託して作られた。

 両足部分の傷みが目立っていたため、今年10月17日から約600万円かけて原作に近い明るいコバルトブルーに塗り替えられた。「Tシャツ販売や寄付など、市民の方々と企業の協力のおかげです」と同NPO法人の正岡健二理事長(68)。現在はNPO法人が管理、運営しているが「将来的には神戸市さんで管理していただきたい」と話した。
 
 毎朝、同公園でラジオ体操をするという近くに住む藤本義明さん(81)は「若い頃、漫画を読んでいたので、毎日懐かしく見てます。以前より、鮮やかな青になって、輝いてますね」と満足そうに鉄人を見つめていた。

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2016年11月6日のニュース