星野源 くも膜下出血で2度目の休養中…再起へ朗報

[ 2014年1月21日 05:30 ]

星野源演じる独身男が、夏帆演じる盲目の女性と吉野家でデートするワンシーン(c)2013「箱入り息子の恋」製作委員会

2013年(第68回)毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞

 くも膜下出血で倒れ、2度目の休養を余儀なくされている。2月6日の武道館公演での復帰へ向けて着々と調整を進める星野に届いた朗報。「手術は苦しかった。この先、良いことなんてないかと思うくらいだった」とつらかった闘病生活を語るが、それだけに余計受賞の喜びは格別だ。

 「箱入り息子の恋」の撮影を終えた12年冬、くも膜下出血のため活動を休止した。昨年2月に復帰を果たしたが、公開直前の同6月、回復が思わしくなく再び休養に入った。

 俳優であり歌手、作家でもある。「割合はすべてイーブン。でもささげる時間は、一本でやっている人にかなわない」とジレンマを抱えながら「やれることを全部やろうと、限界まで仕事を詰め込んだ」という昨年。出演映画も3本を数え、星野自身は「関係ない」と話すが、無理がたたったのかもしれない。

 「箱入り息子…」で演じた健太郎は、彼女いない歴=年齢の35歳。親同士の婚活「代理見合い」をきっかけに、夏帆(22)演じる盲目の女性に、人生で初めての恋をする。恋の力で変わっていく姿がコミカルに描かれる。

 35歳で童貞の健太郎を変人にはしたくなかった。台本を読んだ星野の目には「人付き合いが苦手なだけ。まっすぐで純粋、信念のある男」と映った。周囲にうまく思いを伝えられない健太郎の内面を表すため、初めてじっくり役作りした。自身も小学生時代にコミュニケーションが苦手で悩んだ時期があるそうだ。それだけに健太郎に同化できたのだろう。見る者を引きつけずにはおかない魅力は特筆すべきものがあった。

 役に似た物静かな雰囲気。草食系男子の代表格とも言われる。だが、実はかなりの肉食系と明かす。「自分の欲望を抑えることができない」と、興味があることは実行に移し、浮かんだアイデアを実現させることにもためらいはない。「女性に対しても、好きだと思ったらドーンと行ってしまう」と笑った。

 今作に主演してから、演技が楽しくて仕方ないという。「早く次の作品をやりたくて仕方がない。自分の演技も、共演者を含めたみんなのもの。突き詰めたい」と演じることに飢えている。「リハビリのトレーニングで、前より体力が付いてしまった」とニヤリ。星野の再スタートに注目したい。

 ◆星野 源(ほしの・げん)1981年(昭56)1月28日、埼玉県生まれ。中1から演劇、音楽活動を始め、00年にバンド「SAKEROCK」を結成。04年「69 sixty nine」で映画デビュー。昨年は「地獄でなぜ悪い」にも出演。

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