巨人“甲子園の悪夢”払しょくへ同点5回に11人猛攻!梶谷勝ち越し2号!中田翔&長野&吉川で一挙6点

[ 2023年7月27日 19:55 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2023年7月27日    甲子園 )

<神・巨> 5回無死、勝ち越しソロの梶谷(左)を迎える原監督(撮影・大森 寛明)
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 巨人の秋広優人内野手(22)が27日、阪神戦(甲子園)に「3番・右翼」で先発出場。0―0の3回に先制の2点適時打を放った。同点に追いつかれた5回には梶谷隆幸外野手(34)が勝ち越しの2号ソロを放つなど一挙6点を奪った。

 同点に追いつかれ漂う嫌なムードを2番・梶谷が振り払った。5回先頭の吉川が二ゴロに倒れ打席に入った34歳は、相手先発右腕・才木が投じた2球目の甘く入った直球を見逃さなかった。振り抜いた打球は右翼ポール際をかすめスタンドに消えた。6月2日の日本ハム戦(東京D)5回に2021年4月27日のヤクルト戦(神宮)以来766日ぶりとなる今季1号ソロを放って以来となる勝ち越しの今季2号ソロ。ため息が漏れる甲子園のダイヤモンドを悠然と1周した。この回、中田翔と長野にも適時打が生まれ才木をノックアウト。猛攻は止まらず。2死満塁で打者一巡して回ってきた吉川が相手2番手・馬場のスプリットを中前にポテンヒット。さらに2点を加点し、この回一挙6点を奪った。

 悔しい敗戦から一夜。同一カード3連敗、そして1979年以来44年ぶりの球団ワースト記録に並ぶ甲子園シーズン7連敗阻止へ22歳が先制点を叩き出した。両軍無得点で迎えた3回、先頭の9番投手・戸郷が才木から中前打で出塁。続く吉川が四球を選び、梶谷がきっちりと犠打を決め1死二、三塁のチャンスをつくると、3番・秋広が才木の投じた5球目149キロの高め直球をコンパクトに振り抜くと、打球は前進守備の内野陣を越え中前に。三走・戸郷に続き、二走・吉川も生還し2点を先制した。

 先発の戸郷は、初回先頭の近本に左前打を許すも、そこから6者連続アウトに仕留めた。しかし、2点の先制点をもらった直後に中野に適時打を許し、4回には大山に12号ソロを浴び同点に追いつかれた。

 ▼秋広 高めのストレートにコンパクトに対応できました。早く先制したかったので打てて良かったです。

 ▼梶谷 打ったのはフォークです。うまく反応できたので思い切っていきました。勝ち越すことができて良かったです。

 ▼中田翔 打ったのはフォークです。追い込まれていたのでくらいついていきました。いい追加点になって良かったです。

 ▼長野 みんなでつないでくれたチャンスだったので、ランナーを還すことができて良かったです。1塁から岡ちゃん(岡田)が、よく走ってくれました。岡ちゃんナイスラン!!」

 ▼吉川 打ったのはフォークです。いい追加点になって良かったです。

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