巨人・戸郷 通算40勝目は通過点「200勝を目指して」原監督も絶賛の初2安打「練習の成果が出たかな」

[ 2023年7月27日 22:56 ]

セ・リーグ   巨人9―6阪神 ( 2023年7月27日    甲子園 )

<神・巨>勝利投手の戸郷(右)に笑顔で声をかける原監督(撮影・大森 寛明)
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 巨人は同点の5回に梶谷隆幸外野手(34)が勝ち越しの2号ソロを放つなど一挙6点を奪い、甲子園でのシーズン連敗を6で止めた。投げては先発の戸郷翔征投手(23)が7回5失点で6月14日の西武戦(東京D)以来43日ぶりとなるセ・リーグトップタイの9勝目(2敗)。チームは連敗を2で止め、再び借金1に戻した。

 原辰徳監督(65)は試合後、戸郷の力投に「この暑い中、本来ならば本人は完投したいという気持ちを持っていたでしょうけど、そうそう簡単ではない。でも勝ち星が付いたということは良かったし、今日は彼のバッティングというのも非常に良かったですね」と投打に評価した。5失点ながら43日ぶりの白星をつかんだエースは「野手の方に感謝してます」笑顔。通算40勝目については「200勝を目指して、そういうね、先輩たちに一歩でも近づけるように」と力強く語った。

 戸郷との主なやりとりは以下の通り。

 ――7回5失点。

 「最初はまあ、良かったですけど、1点目も2点目も配球ミスだったんで。ま、そういうところをまた直していけば。今日5失点しましたけど、うまくまとめられるのかなと思います」

 ――打球直撃の影響。

 「特に腿の裏かすった位なのでなんともなかったですけど、いい打球でした(笑い)」

 ――打つ方で2安打。

 「練習の成果が出たかなと。4打席目落ちなかったのは悔しかったけど。(マルチ)初めてですね。あんなに打てると思ってなかったからめっちゃうれしかった。ヒットが出れば点につながる。良かったかなと」

 ――通算40勝。

 「いや、もっとね、いいピッチングがいけたはずだったんで。まあ、悔しいところはたくさんありますけど、とりあえず積み重ねた勝ちっていうのがね、40勝につながったんで。もっと、もっといいものをね。前回は3試合か良い試合しましたけど、そういうのでも勝ちがつかない日もありますし、こうやって失点しても、勝ちがつく試合もありますし、野手の方に感謝してます」

 ――ここからの目標。

 「200勝を目指して、そういうね、先輩たちに一歩でも近づけるように、毎週の試合、大変な時もありますけど、そういう人を目標にやっていけたらなと」

 ――7回完全アウェーだったが気にせず。

 「あの声援がね、だいぶ力になったりもしますし。あれだけ一球に集中してくれてるファンの方たちのためにもね、勝ちをつければ一番ですけど。まあそれが、あの、いい結果につながったことが良かったと思います」

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